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庭作りでよくある失敗例~失敗しない3つのポイントと雑草対策|お金をかけない庭の楽しみ方vol.2

マイホーム購入や子育て、ワークスタイルに関する情報を『辛い人生がちょっとだけ「楽」になるスパイスを、あなたに。』というテーマで発信するブログ「ザク男爵プレゼンツ」を運営するザク男爵。
自身が建売住宅を購入した実体験に基づき、DIY庭づくりや家庭菜園など低予算で楽しむ庭についてシリーズで解説していただきます。(いえーる すみかる編集部)

こんにちは!年収300万で建売住宅を買ってしまったザク男爵でございます。

「一軒家を買ったら、庭作りを全力で楽しみたい!」と、一度は思ったことのある方も多いはず。しかし楽しみにしていた庭作りで失敗してしまい、残念な庭と多額のローンだけ残ったら・・・イヤですよね。

では、はじめて庭作りをする人でも失敗しないで、庭作りを楽しむにはどうしたらいいでしょうか?
この記事では、初心者でも庭作りで失敗しないポイントについて、実体験を交えながら解説させて頂きたいと思います!

庭作りでのよくある失敗は?

先人たちの尊い失敗を学べば、おのずと庭作りが見えてくるはず。
まずは庭作りでの、よくある失敗パターンを見て行きましょう。

パース(完成予想図)と実際に設置された感じが違う。

庭作りを外注する場合、パース(完成予想図)で仕上がりを確認することができます。
しかしパースで完成予想をイメージしても、やはり完成した状態を忠実にイメージすることは難しいのですよね。その為、実際に出来上がった庭をみて、「あれ?こんな雰囲気だったけ?」と首をかしげてしまうのです。

また新築時に外構工事をする場合は、まだ家が出来てない状態で庭作りをしますので、さらに完成した状態はイメージしにくくなってしまいます。パースと完成された庭とのギャップは、新築時に多いようですよ!

予算オーバーになる

また庭作りのよくありがちな失敗は、当初予定していた予算をオーバーしてしまうことです。
その原因は、エクステリア工事費、エクステリア用品が思ってる以上に高いことでしょう。人を使っての作業(工事)や重機のレンタルは、思ってる以上に高いものです。

また庭作りの費用は、施工範囲が広くなると、右肩上がりに増えていきます。
「ここから、ここまで、全部こだわりたい!」と工事を依頼してみると、予算を遥かに超える数字が出てくるはずでございます。

雑草対策に追われる

好みのデザインの庭を作ったとしても、その美しい庭を維持するのはとても大変です。
そうです、ご想像の通り、キレイな庭を維持するには、雑草対策が大変なんですよね。特に春先から夏場にかけての雑草は、マジでヤバいですよ。朝抜いたと思っても、夕方には別の芽が出てきますから。
ですので、雑草対策をおろそかにすると、「庭作りに失敗した!」と感じてしまいますよ。

これはですね、実は私も内心思っているところです。なにせ雑草対策を何もしていない建売住宅を買ったものですから、入居してからは雑草との戦いでしたからね。
抜いて、抜いて、また抜いて。ちょっとでも抜くのを辞めると、すぐに雑草に占拠される。
こんな日々、もうイヤでございますよ。

家族のライフステージの変化に対応できない

また庭作りでよくある失敗は、庭が家族のライフステージの変化についていけないことです。その家に住む家族は、年と共にライフステージが変わっていきます。小さかった子供も大きくなります。
しかし、庭は一度作ったらは、基本的には変わりません。むしろ、一度作った庭を変えるのは大変です。
つまり家族のライフステージが変化しても、庭に変われる余力(余白)を残しておかないと、一度作った庭を壊し、再設計することになってしまうのです。

これも私には耳の痛いお話でして、購入当初からあった門柱を移動させようかと悩んでおります。購入した当初はよかったのですが、入居して3年経った今は、正直、邪魔なのです。

でも門柱を抜いて、移動して、再設置するって、想像しただけで大変(もしくはお金がかかりそう)じゃないですか。「無駄な費用だよな・・・」と思うと、なかなか実行することができません。

設置したけど、使わなかった

そして庭作りでの失敗は、「設置したものの、結局誰も使わなかった」・・・というパターンが多いですよね。この失敗パターンは、入居前の憧れが先行してしまい、実際のライフスタイルを置き去りにしてしまった結果でもあります。

よくある失敗例は、ウッドデッキですよね。
ほら、よく見かけませんか?築5~10年のお宅の窓際に、放置されてボロボロになったウッドデッキを。
その姿を見る度に、「ああ、あなたもやってしまったのですね・・・」と妙に同情してしまいます。

ウッドデッキはすごく憧れますが、実際のライフスタイルでウッドデッキを使うか(メンテナンスするかどうか)は、別問題ですからね。お気をつけ下さいませ。

庭作りで失敗しないポイント

以上のような先人たちの失敗例を踏まえてみると、失敗しないで庭作りするには、次のことが大切になってきますよ。

一度に全部作らない

庭作りで失敗しない為には、1度の工事で全部を整備しないことが大切です。その理由は3つあります。

まず1つは、庭作りを一度にやろうとすると、費用が高額になり、予算オーバーになるからです。
予算オーバーになると、住宅ローンが増えてしまい、ローンの返済が大変になります。また逆に、予算が足りなくて希望通りの工事ができないかもしれません。
だから一度に全部やらずに、1つ1つ財布の残金を見ながら工事するのがベストです。

もう1つは、パース(完成予想図)と実際の雰囲気が違う可能性があるからです。
パースで工事後のイメージをすることができますが、私たちは素人なのでパースを見ても、完全にはイメージできません。
その為、完成した後に、「あれ?何か違うぞ?」と違和感を感じてしまいます。
だから初心者こそ、「1つ作ったら実物を確認する→次のイメージを固める→次の工事をやる」、と堅実に進めた方が失敗しませんよ。

そして最後の理由は、「一度に全部工事してしまうと、庭作りの楽しみがなくなってしまうから」、でございます。
庭作りが最高に楽しいのは、間違いなく「作ってるとき」です。これは家作りも同じで、やはり家を作っているときが一番楽しいのですよね。
だから一度に庭を作ってしまうと、もう作る楽しみがありませんよ。あとは維持してメンテするだけですから。退屈です。

だから庭作りは一度に全部工事しないで、ゆっくり時間をかけてした方がいいのですね。

空きスペースを残しておく

楽しすぎて庭を細部までデザインしたくなりますが、庭作りでは必ず空きスペースを残しておくようにしましょう。
それはもちろん、子供の成長や、ライフスタイルの変化に対応する為です。
家を買った当初では必要なかった駐輪場が必要になったり、物置が必要になったり、ライフスタイルが変化すると必要になってくるものがあります。

空きスペースがあれば簡単に設置できますが、空きスペースがなければ、追加費用をかけて再開発(撤去・移動・再設置)しなくてはいけないですからね。大変ですよ。

素敵な庭を作ろうと細部までデザインしてしまうと、その後のライフスタイルの変化に対応できない可能性がありますよ。

入居してから工事するのもアリ

また庭作りで失敗しない為には、あえて外構工事を入居してからやるのも1つです。
庭作りでの失敗の多くは、新築時にあります。建物が完成する前なので、庭のイメージができなくて失敗してしまうのです。
入居してからの庭作り(外構工事)は、

  • 必要な部分を必要なだけできる
  • 実物の完成を確かめながら、庭作りを進めることができる

とのメリットがあります。

入居前の庭作りは必要最小限に抑えておき、入居してから少しずつ庭作りをするのもお勧めですね。

まとめ

いかがでしょうか、庭作りでの失敗例と、失敗しないポイントをご紹介させて頂きました。
庭作りは一度作ってしまうと、修正が難しいものです。ですので、少しずつ、ゆっくり時間をかけて庭作りするのが肝心ですよ。
ぜひとも失敗しないように、楽しく庭作りをしていきたいものですね。それでは、また!

文:ザク男爵

【ザク男爵のお金をかけない庭の楽しみ方】
vol.1:庭の魅力とは?
vol.2:庭作りでよくある失敗例と、失敗しないための3つのポイント!
vol.3: 相場は?新築の庭を安く作る3つのコツとDIY庭づくり
vol.4: 庭は芝と砂利、どっちがオススメ?
vol.5: お金を使わないで庭の水はけを改善する方法

【ザク男爵の楽しく学べる住宅ローン講座】
vol.1:住宅ローンって何?初心者目線で優しく解説!
vol.2:家を買うと得する?知って得する住宅ローンの税制優遇!
vol.3:どの銀行も同じと思ってない?住宅ローンの選び方を解説!
vol.4:素人でもよく分かる、住宅ローン金利の選び方
vol.5:住宅ローンが年収の6倍でも返済が楽な理由と借りる上で大切なこと
vol.6:家を買っても余裕、住宅ローン返済が楽々な3つのコツ

【年収300万円で家を購入した、ザク男爵の建売マニア】
vol.1:3ステップで理解する建売住宅購入の流れ
vol.2:建売住宅の賢い選び方と4つの注意点。性能・保証内容を重視しよう
vol.3:結局いくらかかるの?建売住宅の諸費用あれこれ
vol.4:初めて内覧会に行く前に知りたい、建売住宅の内覧会9つのチェックポイント
vol.5:建売住宅購入で失敗しない為に、契約前にやるべき6つのこと
vol.6:手続きは?必要なものは?建売住宅の契約後の流れを徹底解説!
vol.7:「家は買えない」と諦めていた私が建売を買った理由と買ってよかったこと

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