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相場は?新築の庭を安く作る3つのコツとDIY庭づくり|お金をかけない庭の楽しみ方vol.3

相場はいくら?新築の庭を安く作る3つのコツとDIY庭づくり

マイホーム購入や子育て、ワークスタイルに関する情報を『辛い人生がちょっとだけ「楽」になるスパイスを、あなたに。』というテーマで発信するブログ「ザク男爵プレゼンツ」を運営するザク男爵。
自身が建売住宅を購入した実体験に基づき、DIY庭づくりや家庭菜園など低予算で楽しむ庭についてシリーズで解説していただきます。(いえーる すみかる編集部)

こんにちは!年収300万で建売住宅を買ってしまったザク男爵でございます。

「庭はキレイに整備したいけど、お金はかけたくないっ!」っていう節約志向の方、多いですよね。
お金を払えば素敵な庭を作ってもらえるのは分かってますが、できることなら節約したいじゃないですか。
と、思いつつも、庭のプラン・整備までハウスメーカーに全部お任せしようとしてませんか?
もしかしたらその見積り、結構高いかもしれませんよ!

では庭の整備費用を安く抑えるには、どうしたらいいのでしょうか?
この記事では、庭の整備をできるだけ安く抑えるコツについてご紹介させて頂きたいと思います。

庭の整備費用の目安

庭の整備費用を安く抑える前に、庭の整備費用の目安を知っておきましょう。
庭の整備費用は、整備する庭の広さ、使う材料の違い、工事する方法や中間マージンの有無によって価格が違ってきますので、明確な価格がありません。
ですが、大体の目安(相場)として、次のような整備費用の目安があります。

~10万円以下でできる整備

10万円以内でできる整備は、庭の一部の整備、もしくはエクステリア用品(ウッドデッキ・テラス屋根・カーポート)の設置工事になります。
ただし、設置できるエクステリア用品はグレードの高いもの、デザイン性の高いものは選べませんので悪しからず。
また庭の一部の整備は、

・庭を人工芝にする。
・庭を天然芝にする。
・庭の一部(アプローチ・子供の遊ぶスペース)をタイル・レンガ張りにする

といった整備ができます。どれも多くのお宅で見かける、一般的なシンプルな工事ですね。

~50万円以下でできる整備

50万円以内でできる整備になると、できる範囲・選べる種類が広がります。
またウッドデッキにサンルームを追加したり、その周辺をタイルやレンガを敷き詰めたり、合わせ技を使うこともできます。
ここまでお金をかけて整備すると、単にエクステリア用品を設置しただけの工事と違い、オリジナリティのある庭になってきます。

~100万円以下でできる整備

100万円の整備費用があれば、よりデザイン性の高い工事ができるようになります。
一流メーカー品の最上級グレードのテラス・サンルーム(基礎工事費込み)や、アプローチに設置する門、門柱、門袖(もんそで)を設置することができます。
また庭に芝や砂利の代わりに、オシャレでキレイなタイルを敷きつめることも可能になります。
さらに条件にもよりますが、ひな壇造成、造園工事が可能になるのも、この価格帯からです。

100万円以上を庭の整備にかけると

この業界には上限というものがありませんので、上を見たらいくらでも金額が膨れ上がっていきます。
新築時に庭の全てをこだわって整備しようとすると、100万円以上はかかる・・・いや、100万円は余裕に越える金額になっていきますよ。
一説によれば、新築時の庭の整備費用の目安は、「総建築費用×10%」にすると、家の外観と釣り合いの取れる庭を整備できるとのこと。(もちろん諸説あり)
そう考えると、家の価格が3000万円なら、庭の整備費用は300万円・・・ではないですか。
300万て・・・新車が買える金額にビビりますが、これが意外とあり得る金額なんですよね・・・。

庭の整備費用を抑えるコツ

いかがでしょうか、庭の整備費用、思ってたより安かったでしょうか?それとも、思ってた通り高かったでしょうか?
しかし上記金額は、あくまでも目安でございます。つまり、「庭の整備費用を安くする方法はある」、ということでございますよ。

新築時の整備を最小限にする

庭の整備費用を抑えるには、新築時の整備を必要最小限にする必要があります。
新築時にハウスメーカーを通しての庭の整備を必要最小限に抑えることで、庭の整備費用を抑えることができるのです。
新築時に庭を整備してしまうと、費用が高額になる理由は2つあります。
まず1つは、家本体の高い金額に目が慣れてしまっているので、「庭の整備費用100万円!」という見積書を出されても、全然ビビらないのですよね。
ビビらないどころか、
「え?なに、100万円追加するだけで、庭整備できちゃうの?お得じゃん!」
と、通常であれば非常に高額な100万円を「100円か何か」に間違えてしまうのです。

そしてもう1つは、庭の整備費用にハウスメーカーの中間マージンが上乗せされるからです。
ハウスメーカーは家を作る会社であって、庭を整備する会社ではありません。
もちろん、ハウスメーカーを通して依頼することもできますが、それはハウスメーカーを通じてエクステリア業者に依頼しているだけでありますので。

「中間マージンなんて気にしない!」
「安心して依頼したい!」
「入居と同時に快適な庭が欲しい!」

などなど、財布を気にせずリッチに暮せるお方ならいいですが、私めはどうにも節約志向なものでして。
新築での庭整備は必要最小限にして、整備費用を抑えて大好きなゲームを買いましたとさ。

できるものは、DIYで

また庭の整備費用を抑えるには、「できるものは、DIYで」が大切です。
庭の整備費用が高くなってしまうのは、材料費よりも、どちらかと言えば工事費、つまり人件費なのですよね。
人を何人呼んで、何時間作業して、移動距離がどれくらいで・・・と。

ですので、材料をホームセンターで買ってきて自分で設置工事してしまえば、整備費用をぐっと安く抑えることができます。もちろん、DIYですから、他人様じゃなくてご自分でやる訳ですからね。手先の器用さやスキルが必要になってきます。
しかし私が言うのもなんですが、別に超絶美しい仕上がりを期待しなければ、意外と自分でできるコトって多いのですよね。

例えば砂利敷きや御影石の敷石は、手先の器用さよりも、体力と根性が必要になってきます。石は重いですからね、重くて手先プルプルしちゃいますからね。
不器用な人でもできるDIYは多いです。まずは自分でやってみて、ダメなら業者に依頼するスタンスでも遅くありません。
できることをDIYするだけで、庭の整備費用はぐぐっと安くなりますよ。

外注するなら、相見積が基本

そして業者に外注する場合でも、相見積り(複数社に見積りを依頼すること)は忘れてはいけません。
なぜなら庭の整備費用は、業者によって価格が全然違うからです。
もちろん、使っている材料や工事方法に違いがある場合もありますが、同じような内容なのに価格が違うことも多々あるのですよね。

相場の分かりづらい業界ですので、最初は高めに見積りを出している可能性もありますし、業者によって「工事以外の費用(店舗運営費、広告費、人件費)」も違います。
だから相見積りを取り、複数社で比較検討することが必要です。
相場の分かりずらい業界だからこそ、必ず相見積りをとって、庭の整備費用を安く抑えましょう。

まとめ

いかがでしょうか。
庭の整備にはお金がかかるものですが、だからこそ賢く節約して整備していきたいものですよね。
それに庭の整備は、作っている(整備している)ときが一番楽しいもの。全部業者に依頼して整備しないで、できることを少しずつDIYするのも楽しいですよ。
楽しくお得に庭作りしていきましょう!それでは、また!

文:ザク男爵

【ザク男爵のお金をかけない庭の楽しみ方】
vol.1:庭の魅力とは?
vol.2:庭作りでよくある失敗例と、失敗しないための3つのポイント!
vol.3: 相場は?新築の庭を安く作る3つのコツとDIY庭づくり
vol.4: 庭は芝と砂利、どっちがオススメ?
vol.5: お金を使わないで庭の水はけを改善する方法

【ザク男爵の楽しく学べる住宅ローン講座】
vol.1:住宅ローンって何?初心者目線で優しく解説!
vol.2:家を買うと得する?知って得する住宅ローンの税制優遇!
vol.3:どの銀行も同じと思ってない?住宅ローンの選び方を解説!
vol.4:素人でもよく分かる、住宅ローン金利の選び方
vol.5:住宅ローンが年収の6倍でも返済が楽な理由と借りる上で大切なこと
vol.6:家を買っても余裕、住宅ローン返済が楽々な3つのコツ

【年収300万円で家を購入した、ザク男爵の建売マニア】
vol.1:3ステップで理解する建売住宅購入の流れ
vol.2:建売住宅の賢い選び方と4つの注意点。性能・保証内容を重視しよう
vol.3:結局いくらかかるの?建売住宅の諸費用あれこれ
vol.4:初めて内覧会に行く前に知りたい、建売住宅の内覧会9つのチェックポイント
vol.5:建売住宅購入で失敗しない為に、契約前にやるべき6つのこと
vol.6:手続きは?必要なものは?建売住宅の契約後の流れを徹底解説!
vol.7:「家は買えない」と諦めていた私が建売を買った理由と買ってよかったこと

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