住宅ローンを借りる際に、「もしも」に備えて加入するかもしれない団信(団体信用生命保険)。保障内容や適用範囲など、分からないことも多いのではないでしょうか?
今回は国内最大級の住宅ローン情報サイト「いえーる 住宅ローンの窓口 ONLINE」に所属する住宅ローンスペシャリストの赤神が、フラット35の団信と一般的な生命保険との違いや比較ポイントなどを解説します。
- 団信とは
- フラット35の団信
- フラット35団信のメリット・デメリット
- フラット35と生命保険の比較ポイント
- まとめ
団信とは
フラット35の団信
ここからは、フラット35の団信についてご紹介します。
2017年10月から新しくなった3つの内容
◎ 年1回の資金準備が不要に
これまでは、団信の保険料の支払いと住宅ローンの返済が別に行われていたのですか?
改定前は、団信の加入者はローンの返済とは別に年1回、保険料を支払っていました。しかし、改定後は金利上乗せとなり、今までのような別払いが不要になったのです。
◎ 団信の適用範囲が拡大
これまでの団信の保険料は、支払われる条件を死亡もしくは高度障害としていました。改定後の団信では、高度障害から身体障害に変更されました。ペースメーカーの装着や半身麻痺などで、身体障害者手帳1級または2級の交付を受けると、適用の対象になります。
フラット35団信のメリット・デメリット
フラット35の団信には、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
ご紹介します。
フラット35団信のメリット
夫婦で加入できるプラン
全然知りませんでした。銀行などが提供する団信には、そのような制度がないのですか?
民間の金融機関が提供する団信は収入合算をしている場合でも、加入できるのはご夫婦のどちらか1人のみです。このプランではご夫婦のどちらか一方が死亡、または身体障害1級または2級になった場合に、残りの住宅ローンが全額返済されます。
フラット35団信のデメリット
毎月の返済額が高い
つまり、毎月の負担額は大きくなってしまうということですか?
フラット35の団信と生命保険の比較ポイント
ここまでフラット35の団信についてご紹介してきました。
ここからは、団信とよく比較される一般的な生命保険にも着目して、フラット35団信との違いをご紹介します。
フラット35の団信には加入するもののより多くの保障内容を求める方、保険料がさらにかかっても問題ないという方は、一般的な生命保険にも追加加入されることをオススメします。
適用条件
団信では保障適用外の病気や一時的なケガの場合ですね。入院や自宅療養を強いられて仕事ができないと、ローン返済が滞ってしまうのではないでしょうか。
一時的に返済が滞る状態に備え、あらかじめ医療保険に加入しておくと安心です。
年齢
つまり、生命保険は年齢によって保険料が変動するのですか?
住宅ローン借入後の加入
そうなんですね。途中加入ができないとなると、慎重な判断が求められますね。
フラット35の基本から気になる情報までまるっと知りたい方は、こちらの記事も合わせて読んでみましょう。
まとめ
フラット35団信のメリットやデメリット、生命保険との違いなどお分かりいただけましたか?
40代になり、フラット35団信の保険料の方が割安となったタイミングで生命保険に加入すると、将来に備えた対策が、お得にできますね。団信と生命保険、自分の生活スタイルなどから判断して、よりよい保障を受けられるようにしましょう!
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