思い切ってローンを組んでみたけれど、月々の支払いが負担なのよね~。
支払額を下げる方法はないのかしら。
マイホームを購入する際に必要不可欠な住宅ローンの借り入れ。毎月の返済を負担に感じている方も少なくないでしょう。
そんな方にオススメしたいのが、住宅ローンの借り換えです。
借り換えとは、いま借り入れている住宅ローンよりも総返済額や毎月の支払い額が低いなど、より条件が良い住宅ローンに借り入れ直すことです。
この記事では、
- 借り換えの手順・方法はどうか
- 借り換えを検討する時、誰に相談したらよいのか
- 借り換えするとき、どんなことに注意すべきか
を紹介します。
住宅ローンの借り換え相談!手順と方法
借り換えで支払額が安くなるのね!
でも、動くお金が大きいから手続きが難しそう…それに、手数料もかかるんじゃないかしら。
借り換えの手続きは少し手間がかかるものもあります。また、手数料は新規で借り入れるときと大きくは変わりません。しかし、その作業さえすれば手数料を差し引いても数十万円、場合によっては数百万円単位で得することがあります。
住宅ローン借り換え手数料が安いのはどこ?と思った方は以下の記事を読んでみてください。
借り換え先の検討
借り換え先を決める前に、ご自身の借り入れ状況を確認しましょう。例えば、現在の借り入例残高・金利・返済期間といった情報です。
この借り入れ情報さえわかれば、最低限の借り換えシミュレーションを行うことができます。まず、以下のツールでシミュレーションを行ってみましょう!
お気軽にシミュレーション
借り換えを検討する金融機関で審査
無事新しい借り入れ先が決まったら、次に何をするのでしょうか。
答えは、審査です。
借り換えをする際、事前審査(仮審査のこと。なお、フラット35の場合は除く)と正式審査(本審査)を通過することが必須です。しかし、新規借り入れ時の審査とは異なる点があるため、注意が必要です。
注意ポイント1.借り換え審査の提出書類
借り換えの審査では、新規借り入れで提出する書類のほかに、現在借り入れている住宅ローンに関する情報も必要となります。
- 住宅ローンの返済予定表
- 返済に使用している口座通帳のコピー
注意ポイント2.借り入れ審査の注意点
新規借り入れと借り換えの場合では、注意すべき点も少し違います。
審査の際は、以下の点に注意しましょう。
- 新規借り入れから時間が経つと、車や携帯電話などの住宅ローンとは別の住宅ローン契約が増えて、審査に通りにくい可能性がある
- 新規借り入れ時にはなかった病気やケガを発症し、団信に加入できない場合がある
一括返済の申し入れ
正式審査に通り、借り換え先が決定したら、もとの借り入れ先に一括返済を申し出ます。以前の借り入れ先からの融資残額を全額返済することで、以前の借り入れ先への返済義務が無い状況を作る必要があるからです。
完済申込書という書類を提出し、受理されると一括返済が可能となります。
借り換えの契約・融資実行と一括返済
借り入れ時と同じように、借り換え先でも金消契約(金銭消費貸借契約)を行います。
契約後は融資を受けたら、その日のうちに元の借り入れ先へ一括返済します。
しかし、これで借り換え完了ではありません。
最後にもう一つだけ大事な手続きがあるんです。
抵当権の抹消と再設定
借り入れた金融機関によって設定される抵当権をご存知ですか?
抵当権とは、住宅ローンの返済ができなくなった場合に、借り入れ先である金融機関がその家を競売にかけることができる権利です。
一括返済が行われたことが確認されると、もとの借り入れ先から抵当権を抹消するための書類が発行されます。
また、新たな借り入れ先でも再び抵当権を設定します。
この手続きが終われば無事に住宅ローンの借り換えが完了します!
抵当権について詳しく知りたい方はコチラをご覧ください。
主な借り換え相談先
住宅ローンに関する知識・情報は膨大なため、借り換えは専門家に相談することをお勧めします。例えば、借り換え相談に応じている金融機関が複数あります。
また、住宅ローンの窓口ONLINEでも借り換えに関する相談を随時受け付けていますよ!
以下でそれぞれ詳しく説明します。
金融機関の借り換え相談サービス
銀行などの金融機関には電話、来店、ネットでの借り換え相談するサービスがあります。今回は4つの金融機関の相談サービスをご紹介します。
ソニー銀行
ソニー銀行は住宅ローン相談窓口として「CONSULTING PLAZA(銀座)」を有しています。また、ソニー生命保険株式会社やブロードマインド株式会社などのソニー銀行代理業者の窓口でソニー銀行の住宅ローンについて相談が可能です。
MONEY Kit(ソニー銀行関連サイト)
MSJ(日本モーゲージサービス)
MSJはフラット35や独自の住宅ローン十色(トイロ)を取り扱っている金融機関で、住宅ローン電話相談窓口を有しています。MSJのフラット35を利用中の方、他社の住宅ローンを利用している方で窓口が分かれているのが特徴です。
日本モーゲージサービス株式会社公式サイト(相談窓口はページ下部)
SBJ銀行
SBJ銀行は、専門スタッフが電話で住宅ローンに関する相談を受け付ける窓口を有しています。相談窓口電話番号の付近に、よくある質問リストのリンクも掲載されています。
SBJ銀行公式サイト
静岡銀行
静岡銀行では、窓口での住宅ローン相談だけでなく、電話やネット、FAXなどでも住宅ローンの相談が可能です。
静岡銀行 住宅ローン相談ページ
金融機関に相談する場合、注意すべきことがあります。金融機関である以上、自社のサービスを勧めたいという思いを少なからず持っている点です。
そのため、同じ金融機関の他のプランに申し込みたい場合に勧めします。
住宅ローンの窓口ONLINEの住宅ローン借り換え相談
当サイト『いえーる 住宅ローン窓口 ONLINE』でも住宅ローンの借り換え相談が可能です。
借り換えでどのくらい得するのか、金融機関出身の住宅ローンスペシャリストがあなたにとって最適な提案を行います。ぜひ検討してみてください。
借り換えのみならず、借り入れに関するお悩みについても、多くの方から質問や相談をいただいております。
ご来店でも承っております。お気軽にご相談ください。
住宅ローンの窓口ONLINEでの相談
最後に!気を付けたい注意点
ここまで、借り換えの基礎知識と相談先について説明しました。
最後に、借り換え時に覚えておきたい・注意したいことを紹介します。
返済期間に注意しないと損することも?
住宅ローンの借り換えをする場合は、返済期間が返済年数単位で切り捨てられます。
例えば、返済期間が20年8ヶ月だった場合でも、8ヶ月は切り捨てられて20年として扱うということです。
返済期間が20年8ヶ月の場合、返済回数は20×12+8=248回。
それに対して、20年の場合は返済回数は20×12=240回となります。
残高は変わらず、返済回数が少なくなるので、毎月の支払額が増えてしまいます。
よりお得にするためには、借り換え後の融資実行が返済期間X年0ヶ月となるタイミングを狙うのがベストではありますが、手続きの進行状況はコントロールできないものであるため、実際には融資実行のタイミングを意識することは難しいです。
いまの住宅ローンより金利が低いプランがある場合
こちらは借り換え先選びの基本ですが、いま借り入れている住宅ローンよりも金利が低いものが見つかれば、借り換えを検討してみましょう。発生する手数料も考えて、メリット額が大きくなるように考えるのが鉄則です。
当初固定期間の終了が近い場合
10年固定金利など、*金利優遇の期間が設定されているプランを利用している場合、優遇期間の終了とともに金利が上がることが多くあります。
優遇期間終了のタイミングに合わせるように借り換えるとメリット額も大きいので、上手な借り換えと言えるのではないでしょうか。
(*金利優遇:所定の条件を満たす人に対して、住宅ローンの基準金利より低い金利を適用すること。)
便利な借り換えシミュレータもお使いください
「借り換えしたらどれくらいお得になるのかを手軽に知りたい!」という方にはシミュレータがオススメ。
現在の借り換え状況を入力するだけで、簡単に借り換えのメリット額が算出されます。
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