金利の基本的な仕組み
星の数ほどある金利ですが、実は基本的な仕組み(特徴)はどれも共通しています。
それは金利を固定する期間と金利の低さの関係です。
金利を固定する期間が短い→金利は低いけど、金利上昇のリスクが高い。
住宅ローンの金利は、金利を固定する期間が短いと金利は低くなり、返済額も少なくなります。
しかしその一方で、金利が上昇するリスクは高くなります。
代表的な金利は、変動金利ですね。
変動金利は金利の中で最も低い金利の1つでありますが、その反面、一定期間(半年)で金利が見直しされるルールになります。
もしこれから金利が上昇傾向になったとき、その影響をダイレクトに受けてしまう金利になります。
また変動金利の他にも、2年固定金利(2年間金利を固定し、その後は変動金利)、3年固定金利(3年間金利を固定し、その後は変動金利)などもあります。
どの金利も、金利を固定する期間が短いほど金利が低くなり、その分金利上昇のリスクは高くなります。
金利を固定する期間が長い→金利は高いけど、リスクが少なく安心。
その逆のパターンとして、固定する期間が長いほど金利は高くなりますが、その分金利上昇のリスクは低くなります。
代表的な金利は、35年固定金利でしょう。
35年固定金利は35年先の金利まで固定してくれる反面、金利は高く設定されています。ですので、返済額は多くなります。
35年固定金利の他に、20年固定金利(20年間金利を固定し、その後変動金利)、10年固定金利(10年間金利を固定し、その後変動金利)などがあります。
選べる金利の種類と特徴
星の数ほどある住宅ローンの金利は、大きく次の3つに分類することができます。
では、それぞれの特徴を見ていきましょう。
1.変動金利
住宅ローンをよく知らない人でも知っている、有名な金利です。変動金利の特徴は次のようなものがあります。
・最低水準の低金利。
・金利の変動は、半年に1回。
・金利が変動しても、すぐに返済額が変わる訳ではない。(5年後に返済額が変わる)
・金利が変動しても、返済額は最大で1.25倍までにしかならない。
変動金利と聞くと、「毎月変動・金利が2倍になったら返済額も2倍」と、血も涙もない金利をイメージしがちです。
しかしイメージとは裏腹に、変動金利は思っているほど変動しなかったりもします。知れば知るほど味がしみ出す、魅力的な金利でございます。
2.固定期間選択型金利
固定期間選択型金利は、一定期間金利を固定し、その後再び金利を選択する金利です。
一般的に固定期間選択型金利は、次のような特徴があります。
・契約してからの固定期間(3年、5年、10年、20年など)の金利が低い。
・その後、再び金利を選択する。(変動金利、もしくは固定金利)
・再び固定金利を選ぶとき、金利が割高になる場合が多い。
固定期間が短ければ変動金利のように、そして固定期間が長くなれば全期間固定金利(35年固定)のようになるのが特徴でございます。
3.全期間固定金利
全期間固定金利は、完済までの35年間をずっと同じ金利で固定する金利です。フラット35はこのタイプの金利になります。
金利こそ割高ですが、これからなにが起きようとも金利が変わらない安心感は抜群です。
今は空前の超・低金利時代ですから。そんなときに35年固定金利で借りてしまい、後はゆっくり返済していくだけ。
人生、石橋を叩きまくって突き進む。そんな方にお勧めできる、安心設計の金利でございます。
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