多くの人が利用する住宅ローンである、フラット35。
基本的に住宅ローンの金利は毎月1日に発表されますが、もしも先の金利がわかれば、最高のタイミングで借り入れや借り換えができるので、事前に予測ができないものだろうかと考えたことはありませんか?
いえーる 住宅ローンの窓口 ONLINEを運営しているiYell株式会社では、大手住宅関連会社や金融機関出身者が多数在籍しています。
今回はその1人であり、iYell株式会社の社長室長を務める金子洋平がフラット35の来月の金利を予想しました。
住宅ローン業界のプロフェッショナル
金子洋平
SBIホールディングス株式会社入社後、SBIモーゲージ株式会社(現アルヒ株式会社)へ配属。
4店舗の支店長を経験した後、会社の要となるアライアンス業務、フランチャイズオーナー開拓などを担当。
現在はiYell株式会社の社長室長として金融機関との提携を担当。一般社団法人不動産テック協会の理事も務める。
今後の借り入れ、借り換え計画にお役立てください。
予想金利
フラット35
1.35%(前月比+0.05%)
※融資率9割以上
フラット20
1.23%(前月比+0.05%)
※融資率9割以下
予想理由
住宅金融支援機構が2021年10月20日に「第174回貸付債権担保住宅金融支援機構債券」を発表しました。
フラット35は機構債と非常に関りが深いのです。
機構債の金利が前月と比べてどのくらい上昇もしくは低下しているかがとても重要であり、フラット35の金利にその増減している金利を反映させたものが翌月のフラット35の金利になることが多いです。
機構債の金利は0.38%で、先月と比べると0.05%アップしています。
そのため、来月のフラット35の金利は1.35と予想します。
また機構債だけでなく、10年国債(長期国債)がフラット35の金利に大きく影響してきます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
金利推移
以下のグラフは2018年1月から2021年3月現在までの期間のフラット35の金利推移です。
その期間では、2019年9月の金利が最も低く、機構団信の借入期間が21年~35年の場合は1.11%でした。
また一番金利が高かったのは、2018年11月となっており、同条件では1.45%となっています。
フラット35に限らずですが、金利は一か月で大きくは変わらず、前月と比較して0.01%~0.04%の間で増減することが多いです。
しかし、借入金額が大きい住宅ローンでは、0.01%の金利差も響いてくるものです。
審査~融資実行までは時間がかかるため、計画的な借り入れをしましょう。
どの金融機関を選んだらいいか迷っていませんか?
借り入れ、借り換えのいずれの場合も、住宅ローンの審査があり、審査の結果が出るまでは金融機関によりさまざまです。
低い金利のタイミングで利用したいと思っても、審査申込、審査承認、契約、融資実行と手続きに時間を要する可能性があります。
そのため、金利の傾向をみて、早めに行動することが大切です。
またフラット35とはいっても取り扱っている金融機関は数多くあります。
フラット35はそもそも住宅金融支援機構の商品のため、金利や団体信用生命保険については、金融機関による差がほとんどありません。
- どこで借り入れてもいいのか?
- どこで借り入れた方が自分にとってベストなのか
を個人で判断するのはなかなか大変ですよね。
いえーる 住宅ローンの窓口 ONLINEでは、フラット35だけでなくメガバンクや地方銀行、ネット銀行までさまざまな住宅ローンを知り尽くした住宅ローンの専門家に無料で相談ができます。
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