近年、IT技術の進歩や国民のライフス タイルの変化により、インターネットを介した非対面での住宅ローン借入れは一般化しつつあります。ただし、長い付き合いとなる住宅ローンであるからこそ、よく知り、納得して、デメリットも受け入れたうえで安心して借入れをしたいものですね。
ネット銀行で住宅ローンを借りるメリットは?
ネット銀行で住宅ローンを借りる1番のメリットは金利の低さ!
まずは金利でどれだけお得になるのかを知っておきましょう。
住宅ローンは長期的なものなので、借入先の違いで約70万円もお得になることもあります!(2017年1月時点の金利を参照)
以下は、3,000万円を35年借りたときの合計支払額(総返済額+手数料+保証料)の比較差です。(※合計支払い額の試算は変動金利がずっと変動しなかった場合のもの。)
なんとネット銀行の方が、メガバンクよりも720,480円も合計支払額が安くなります。
差額でダイニングテーブルを一枚板に、シャワーヘッドを美容用に、レンジをヘルシオに買い替えたり、バルミューダのトースターやルンバが購入できる!と、想像するだけでも楽しくなりますね。
金利だけじゃなかった! こんなメリットも!!
ネット銀行といえば、金利の低さが売りだと述べましたが、実はさらにメリットがあるのです。
①一部繰上返済手数料が無料
ボーナスなどでお金に余裕ができた時は、少しでも繰上返済をすることで、支払利息を大きく減らせます。インターネットでの手続きとなりますので、時間や場所を選びません。一部繰上返済を1円からできるところも多く、インターネットで何度でも手数料無料で行うことができます。
②来店不要で契約できる
ネット銀行には店舗がないため、書類のやり取りは郵送やメールで行います。申込から契約まですべての手続きが対面することなくできるので、共働きや仕事などが忙しい人でも時間が空いた時に手続きを進めることが可能です。不安な点があった場合は、メールや電話でサポートしてくれます。
③金融機関別、特徴となるメリット
▼住信SBIネット銀行 住宅ローン
・8疾病保障保険料が無料。女性なら「がん診断給付金保障」も無料。多くの金融機関では8疾病保障は金利に0.4%程度の上乗せが必要となる保障なので、非常にお得です。
・返済口座への資金移動が無料。他行口座から住信SBIネット銀行への資金移動が、毎月自動で、無料でできます。
▼じぶん銀行住宅ローン
・au通信サービスとau住宅ローンをセットで利用すると、毎月500円分をau WALLETプリペイドカードへ最長5年間キャッシュバック(チャージ)されます。
▼イオン銀行住宅ローン
・5年間、イオンでの買い物が毎日5%OFFになります。
・イオン銀行の定期預金金利が優遇されます。
▼楽天銀行 住宅ローン
・楽天銀行を返済口座に指定すると、事務手数料や金利の優遇が受けられます。
このように、金利や手数料だけでなく、ネット銀行の住宅ローンには様々なメリットがあります。
ネット銀行で住宅ローンを借りるデメリットは?
①申込から融資までの余裕があるスケジュールが必要
ネット銀行は正式申込や契約手続きを郵送でやり取りする必要があるため、申込から融資までに時間がかかることがあります。
②個別対応が難しく、審査が厳しめ
ネット銀行はローコストオペレーションを実現しているため画一的で、信用力が高くなければ通りづらく個別対応には不向きな面があります。
③対面で相談できない
対面でやりとりをする必要がなく郵送やメールで全ての手続きが完了するのがメリットである反面、対面で相談や手続きをしたい人にとってリアルの店舗がないというのは、やはりデメリットです。ただし、ネット銀行でも以下の銀行では、リアル店舗を設置しています。
▼住信SBIネット銀行
銀行代理業者の店頭にて相談が可能。
▼イオン銀行
イオンの各店舗にて住宅ローンの相談窓口あり。
▼楽天銀行
スカイプでの相談が可能。
ネット銀行各社でデメリットを改善しようという動きもみられるため、今後に期待したいところですが、直近では上記の事項を受け入れたうえでのお申込みをおすすめします。
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