不動産金融事業を展開する株式会社フィナンシャルドゥ(以下、フィナンシャルドゥ)は、大阪商工信用金庫と提携しました。さらに、関東エリア初の飯能信用金庫との提携を発表しました。
よりサービスを拡充し、リバースモーゲージの不動産担保評価や債務保証を行います。
シニア層に向けたリバースモーゲージ
リバースモーゲージとは、実際に居住している自宅などを担保に、金融機関から融資を受けられるシニア層向けの金融制度です。
自宅に住み続けながら、毎月返済するのは金利のみという点が特徴で、元金については、借入人が死亡した後に担保としていた自宅を売却して返済に充てる仕組みになっています。
日々の生活費や有料介護施設の入居費用など、老後に必要となる様々な使途の資金調達方法として注目を集めており、取扱いを行う金融機関が増加しています。
厚生労働省老健局によると、65歳以上の人口が埼玉県・千葉県・神奈川県と関東エリアが上位を占めており今後も増加が予測されます。
今回、飯能信用金庫の提携により、関東圏では以前より、リバースモーゲージを利用しやすくなるでしょう。
(出典:厚生労働省老健局)
さらに、フィナンシャルドゥと大阪商工信用金庫により他のエリアでシニア層へ新たな選択肢を増やすことが期待できますね。
不動産+金融の可能性
一方で、リバースモーゲージには課題もあります。リバースモーゲージの利用期間は長期間と想定される他、元金の返済にあたっては、不動産の売却が伴うという仕組みです。
そのため、不動産売却や処分を専門としない金融機関では、対象物件を制限したり、融資限度額の査定にも慎重になることが多いのが現状です。導入から30年以上が経過しているにも関わらず、不動産や金融市場にはなかなか浸透しづらい背景があります。
フィナンシャルドゥは、不動産販売を専門とするハウスドゥ!グループです。全国500箇所以上の店舗を持つ同グループならではの、不動産売買のノウハウや実績を最大限に活用できる強みがあります。
ハウスドゥ!のネットワークを活用することで、適正な査定と不動産売却や処分を行うことができ、リバースモーゲージの提供を円滑に進められるというわけです。
フィナンシャルドゥでは、今後も金融機関と連携し、様々な資金ニーズに対して不動産を活用できる「不動産+金融」の取り組みとして、リバースモーゲージ保証事業を積極的に展開するとしています。
高齢化が進む日本において、シニア層を中心とした不動産や金融サービスの拡充により、日本経済の活性化が期待されます。
■大阪商工信用金庫
本店所在地:大阪市中央区本町2丁目2番8号
ホームページ:http://www.osaka-shoko.co.jp/
■飯能信用金庫概要
本店所在地:埼玉県飯能市栄町24番地9
ホームページ: http://www.hanno-shinkin.jp/index.shtml
■株式会社フィナンシャルドゥ
本社所在地 : 大阪府大阪市北区小松原町3-3 OSビル16階
事業内容: 不動産金融事業、投資用・事業用不動産コンサルティング事業
ホームページ:https://www.financialdo.co.jp/
■株式会社ハウスドゥ
本社所在地: 東京都千代田区丸の内1丁目8番1号 丸の内トラストタワーN館17F
店舗数: 512店舗(直営店18店舗・FC店494店舗 内オープン準備中94店舖)
事業内容: フランチャイズ事業、ハウス・リースバック事業、不動産金融事業、不動産売買事業など
ホームページ:https://www.housedo.co.jp/
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