シリーズ最初の相談者さんは、新卒のサラリーマンAさん。
Aさんは高校時代から交際していた方と就職を機に結婚し、マイホームを購入しようと思い立ちました。
しかし、年齢や年収的に住宅ローンは借りられるのか不安に思い、相談室にいらっしゃいました。
Aさんのプロフィール
- 年齢:23歳
- 性別:男性
- 職業:入社1か月目の新卒サラリーマン(見込み年収300万円)
- 国籍:日本
- その他:自己資金はほぼなく、その他の借り入れは携帯の分割払いのみ(※)
(※携帯端末の分割払いは、住宅ローンの審査で「借り入れ」として計算されます)
専門家がズバッと解決
新卒でも住宅ローンは組める?
Aさんの状況では住宅ローンを組むことは難しい可能性が高いです。
しかし『フラット35』なら可能性があります。
フラット35とは民間の金融機関と住宅支援機構が提携した住宅ローンの一つです。
なぜ組むのが難しい?組めるとしたらいつから?
Aさんは勤続が1か月であり、まだ給与を1回しかもらっていません。
フラット35の申込要件は「1回でも給与が出ていればよい」とされていますが、実際には審査結果が厳しいものになるケースが多いようです。
最低3~6ヶ月、待てるのであれば1年ほど待ってから申し込むと、審査に通る可能性は上がるでしょう。
なお民間の住宅ローンは、最低1年は勤続していないと難しいケースが多いです。
1年以内に組みたいのであればフラット35が良いでしょう。
また補足として、フラット35は日本国籍を所有している、もしくは永住権を持っている方が前提となっています。
永住権をもっていない場合フラット35は使えないため、1年以上の勤務経験を積んだうえ、ノンバンクや外国銀行等であれば可能性があります。
フラット35の金利優遇は受けられる?
フラット35には金利がお得になる制度があります。
フラット35の金利優遇が受けられるかどうかの基準は『申込人』に対するものではなく『建物』に対するものです。
そのため要件を満たす建物であれば優遇は受けられます。
要件の詳細はこちらをご確認ください。
http://www.flat35.com
フラット35が借りられるとしたら、いくらくらい?
フラット35の要件では2.600万円程度が最大額と考えられます。
できれば2.180万円で返済負担率 (※)を25%までに抑えられれば、より審査は通りやすくなります。
(※返済負担率:年収に対する年間返済額の割合のこと)
フラット35の基本から気になる情報までまるっと知りたい方は、こちらの記事も合わせて読んでみましょう。
まとめ
今回の相談室で覚えて帰ってほしいポイントは……。
- 20代前半・年収が高くなくても住宅ローンは組める
- 1年以内に住宅ローンを組みたい場合はフラット35を利用して
- 要件を満たす建物であれば、フラット35の金利優遇が受けられる
- 年収300万ほどの場合、住宅ローンはフラット35で最大2,600万円程度借りられる可能性がある
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