住宅ローンの上限額を考える上で大切なこと
ここまで読んで下さったあなた。内心「あ、私でも大丈夫そう!」って思ってませんでしょうか。
ええ、ご安心下さい。きっと年収の5倍でも6倍でも、もしかしたら7倍でも、銀行はお金を貸してくれるかもしれません。
しかし問題は違うのです。銀行が「いくら貸してくれるか?」ではなく、あなたが「どうやって借金を返済していくか?」なのですから。
あなたはどうやって借金を返済しますか?
住宅ローンで大切なのは、「銀行がいくら貸してくれるか」ではありません。いくら住宅ローンを借りれるか知りたいのであれば、家を探す前に事前に住宅ローンの相談を受けてみたらいいのです。
しかし問題は違います。「いくら貸してくれるか」ではなく、あなたがこれから「どうやって借金を返済していくか」なのでありますよね。
当然の話ですが、住宅ローンをたくさん借りれば、それだけたくさん返済しなくてはいけません。その分、家計も苦しくなります。当たり前です。
ではどうやって、その借金を返済しますでしょうか。収入にも限界がありますので、家を買うことで節約する必要があるかもしれません。
大好きな旅行を我慢したり、好きな洋服が買えなかったり、ママ友とのランチもたまに断る必要があるかもしれません。
なんだか急に現実的な話になってしまいましたが、借金を返すということは、そういうことなのですよね。甘くはありません。
「好きな家が欲しい。年収の何倍もする家だけど欲しい。」
銀行はあなたが思っている以上に、お金を貸してくれるかもしれません。でもそれには金利を上乗せして返さなくてはいけません。つまりそれは、銀行の利益なのですよね。
「いくら借りれるのか?」を考えるよりも、「いくらなら返せるのか?」・「住宅ローンを返済する為の節約(我慢)に耐えられるのか?」をよーく考える必要があります。
上限額と同じくらい、金利も大切
また、これは後日談でありますが、実は私は金利選びにめっちゃ失敗しました。正確に言えば、銀行選びに失敗しました。
私は知識がなかったので、ハウスメーカーと提携の地方銀行から住宅ローンを借りました。自分では金利の低い金利を選んだつもりでしたが、後から調べてみると、全然低い金利じゃなかったのですよね。ネット銀行の方が遥かに金利は低かったのです。
その為、私は50万の手数料を払ってネット銀行に住宅ローン借り換えをしました。手数料、50万ですよ?正気の金額ではありません。
私はこの失敗を今でも悔やんでおります。最初から金利・銀行を選んでいれば、この50万を払わずに済んだと。
住宅ローン返済を楽にするには、最初から金利の低い銀行から住宅ローンを借りることが何より大切です。
どうか私のような失敗をなさらないよう、お気を付け下さいませ。
まとめ
年収の6倍もの住宅ローンを借りた私が、毎月の住宅ローン返済に余裕があるのは、次の理由があるからです。
1・超・低金利で返済額が抑えられる。
2・家を買ってからの税制優遇が手厚すぎる。
3・家を買ってから収入が増える可能性。
「年収の何倍まで借りれる」は、1つの目安にはなりますが、それが全てではありません。それよりも、「借りたお金をどうやって返すのか」、家を買った後のライフスタイルをイメージすることが大切です。
またいくら借りられるのか知りたい場合は、家を探す前に住宅ローンの相談を受けることがお勧めです。自分が借りられる金額が予め分かっていれば、色々と安心ですからね。
ではでは、素敵な家探しを。
文:ザク男爵
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vol.1:住宅ローンって何?初心者目線で優しく解説!
vol.2:家を買うと得する?知って得する住宅ローンの税制優遇!
vol.3:どの銀行も同じと思ってない?住宅ローンの選び方を解説!
vol.4:素人でもよく分かる、住宅ローン金利の選び方
【年収300万円で家を購入した、ザク男爵の建売マニア】
vol.1:3ステップで理解する建売住宅購入の流れ
vol.2:建売住宅の賢い選び方と4つの注意点。性能・保証内容を重視しよう
vol.3:結局いくらかかるの?建売住宅の諸費用あれこれ
vol.4:初めて内覧会に行く前に知りたい、建売住宅の内覧会9つのチェックポイント
vol.5:建売住宅購入で失敗しない為に、契約前にやるべき6つのこと
vol.6:手続きは?必要なものは?建売住宅の契約後の流れを徹底解説!
vol.7:「家は買えない」と諦めていた私が建売を買った理由と買ってよかったこと
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