日本一住宅ローンに詳しいと自他ともに認める住宅ローン博士「窪田光洋」が、住宅ローンに関する質問にお答えしているコーナーです。
今回はCASE11~15です。それぞれの質問と回答を参考にしてみてください。
CASE6:収入合算と住宅ローン控除のお得な利用方法をおしえてください
私も妻も働いているので、収入合算で住宅ローンを組みたいと思っていますが、
夫婦別名義の住宅ローンを組む選択も有効かと思うようになってきました。
住宅ローン控除をたくさんもらうには、収入合算と夫婦別名義の住宅ローンを組むのとでは、どちらがお得ですか?
また将来、妻が妊娠や育児で退職した場合を考えると、夫である私名義の住宅ローンを組むのがいいでしょうか?
各々の借り入れ金額の負担割合ではなく、物件の持分により住宅ローン控除額が変わるので、その点には注意が必要ですが、旦那様も奥様も住宅ローン控除を受けることができます。
収入合算よりもペアローンのほうが、住宅ローン控除の恩恵をたくさん受けることができますよ。
ただし奥様が専業主婦になった場合は所得がなくなり、住宅ローン控除が受けられなくなりますので、その予定がある場合は、住宅ローン控除のメリットを最大限受けたいのでしたら、
旦那様名義で全額の住宅ローンを組み、単独所有にしたほうが良いでしょう。
CASE7:妊娠中でも収入合算で住宅ローンを組むことができますか?
旦那が自営業で住宅ローンを組むことが難しいようなので、
正社員として働いている私と旦那の収入合算で住宅ローンを組もうと思っています。
ちょっと不安なことがあり、私が妊娠4ヶ月目に入っております。
出産後は職場復帰する予定なのですが、無事に住宅ローンを借りることはできますか?
ただし所得金額によっては、審査で否決になる場合もありますので、奥様をメインにして住宅ローンの借入することを検討したほうが良いでしょう。
現在妊娠中とのことですが、例えば住宅金融支援機構のフラット35で借入される場合、住宅ローン実行時(実際の融資時)に産休や育児休暇が明けて復帰していることが条件にはなりますが、
産休や育児休暇中でも審査や本申し込みすることは可能ですよ。
CASE8:住宅購入によるローンの連帯債務と土地建物の持分は関係ありますか
ただし土地建物の持分割合や住宅ローンの負担割合によって、住宅ローン控除の対象額や控除される金額が変わる可能性がありますので、注意が必要です。
CASE9:クレジットカードでブラックリストになったことがあっても、収入合算なら住宅ローンを組むことができますか?
現在夫である私の年収は450万円くらいで、妻の年収が300万円くらい。合算すると750万円くらいになりますので、収入合算で約3,500万円の住宅ローンを組みたいです。現在は30代後半なのですが20代前半に携帯電話料金未納で裁判になったことがあります。
今までもずっとクレジットカードの審査にも通らなかったのですが、去年久しぶりにクレジットカードをつくることができました。
これは住宅ローンの審査も通るかもしれないと期待していますが、収入合算で住宅ローンの審査に通りますでしょうか?
いわゆる「ブラックリスト」に載ったとしてもて、通常はそのあと5~7年程度正常に返済をしていれば、住宅ローンの審査に通る可能性はありますよ。
CASE10:住宅ローンの収入合算で妻のクレジットカードに延滞履歴があっても審査は通りますか?
確認すると妻のクレジットカードで延滞があったことが発覚しました。完済済みではあります。住宅ローンの審査は通りますでしょうか?
また妻のクレジットカードの名義は旧姓だったのですが、旧姓であれば銀行にばれないのでしょうか?
審査が通らない場合でも、他に住宅ローンを組む方法があったら教えてください。
旧姓でも生年月日や運転免許証番号で本人特定できますので、銀行にはわかってしまうと思っておいてください。
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