住宅ローン控除は、どうやったら貰えるの?
住宅ローン控除を受ける手続きは、家を買った翌年に税務署に必要書類を提出する(確定申告)するだけです。
また、給与所得者(サラリーマン)の場合は、2年目以降は、年末調整のときに書類を提出するだけになります。
「ぜ、税務署に行くのか!?」と、いきなりビビりましたけど、申請方法はめちゃ簡単ですから。言っておきますけど、税務署の人、めっちゃ親切ですから。なんでも聞いちゃいましょう。
作った書類に不備が多いことで定評のある私でさえ、簡単に手続きを済ませることができました。さらに2年目以降の申請はもっと簡単ですし。楽勝でございますよ、ぬふふふ。
ただ1点ご注意頂きたいのは、家を買ってバタバタしていると、ついうっかり申請を忘れてしまうことでしょうか。
申請を忘れて何か減ることはありませんが、いつも通りの税金が持っていかれてしまいますよ!
住宅ローン控除の注意
住宅ローン控除は神のようにありがたい制度ですが、2点ほど注意したいことがあります。
1・住宅ローン「残高」に対して、1%控除されること
まず注意したいのが、住宅ローン控除は、「住宅ローン「残高」に対して1%控除される」、ということです。
つまり、最初に5,000万借りたとしても、繰上返済をして住宅ローン残高が3,000万に減れば、控除される金額は、
3,000万×1% =30万
になるのです。「5,000万×1%=50万」にならないのですね。・・・がっかりであります。
だから繰上返済をしてしまうと、
1年目・・・5,000万×1%=50万
5年目・・・3,000万×1%=30万
8年目・・・1500万×1%=15万
と、住宅ローン控除される金額はどんどん小さくなってしまいますよ!
住宅ローンを借りると、「早く解放されたいっ!」と繰上返済したくなりますが、住宅ローン控除が受けられる10年間は我慢した方がいいかもしれません。
2・借入期間が10年以上であること。
住宅ローン控除を受けるためには、住宅ローンの借り入れ期間(完済までの期間)が10年以上である必要があります。
つまり、借り入れ期間(完済までの期間)が10年未満になってしまうと、住宅ローン控除を受けることができないのです。
・・・なんということでしょうか、衝撃の事実でございます。
住宅ローンの呪縛から解放されたい一心で繰上返済を頑張ったのに、この仕打ちとは・・・。
住宅ローン控除は、例えるならボディーブロー。一撃必殺のように派手な技ではありませんが、じわじわと確実に家計に響いてくる制度なのです。
下手げに繰上返済するよりも、じっくりと住宅ローン控除を受けた方がお勧めでございます。
まとめ
家を買うことでちょっと得する制度は、次の2つです。
1・現金(最大)30万円貰える、「すまい給付金」
2・住宅ローン残高の1%が10年間、所得税と住民税が控除される「住宅ローン控除」
この2つの制度を活用することで、「欲しいけど無理かも」と諦めかけていたマイホームの夢を叶えられるかもしれません。
かくいう私もこの制度を知って、年収300万ながらに家、買っちゃいましたからね。
家を買うことで、ちょっぴりお得になる制度がありますよ、ぜひご検討を!
文:ザク男爵
【ザク男爵の楽しく学べる住宅ローン講座】
vol.1:住宅ローンって何?初心者目線で優しく解説!
vol.2:家を買うと得する?知って得する住宅ローンの税制優遇!
vol.3:どの銀行も同じと思ってない?住宅ローンの選び方を解説!
【年収300万円で家を購入した、ザク男爵の建売マニア】
vol.1:3ステップで理解する建売住宅購入の流れ
vol.2:建売住宅の賢い選び方と4つの注意点。性能・保証内容を重視しよう
vol.3:結局いくらかかるの?建売住宅の諸費用あれこれ
vol.4:初めて内覧会に行く前に知りたい、建売住宅の内覧会9つのチェックポイント
vol.5:建売住宅購入で失敗しない為に、契約前にやるべき6つのこと
vol.6:手続きは?必要なものは?建売住宅の契約後の流れを徹底解説!
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