確定申告の申請方法
住宅ローン控除を申請するには方法が3つあります。
・直接税務署に行って申請をする。
・郵送する。
・e-Taxで申請する。
税務署によっては無料相談会もあるので、初めて確定申告をする方は直接税務署に足を運んで申請することをお勧めします。
郵送で送る方で、収容日付印のある確定申告書控えが必要な場合は複写により作成した(複写式でないものについては、ボールペン等で記載した)申告書の控えのほか、返信用封筒(宛名を記入の上、所要額の切手を貼付)を同封すれば、税務署から収受日付印を押印した申告書の控えが郵送されてきます。
e-Taxで申告する場合は、マイナンバーカードや電子証明書の取得、ICカードリーダライタの購入が必要になるので事前に確認しておきましょう。
確定申告の時期と提出方法
確定申告期間はおおむね毎年2月16日~3月15日ですが、開始日が土日に当たる場合は変更になりますので、詳細は税務署ホームページなどで確認してください。住宅ローン控除などの還付申告は1月から行うことができます。還付金がある場合は、確定申告をした日からおおよそ1,2か月後に指定口座に振り込まれます。
会社員(給与所得者)が確定申告で納めすぎた税金を回収する還付申告のみ行う場合は、この期間以外でも確定申告ができます。
ただし、還付申告の期限は、申告年の翌年1月1日から5年間です。納税申告をすでにした人が、住宅ローン控除の申告を忘れて内容を更生する場合は、法廷申告期限から5年以内に行う必要があります。
また、会社員であれば住宅ローン控除のための確定申告は、住宅を購入した初年度だけ行えば大丈夫です。翌年からは年末調整に含めることができます。その際、以下の2点を勤務先に提出してください。
◯住宅借入金等特別控除証明書
2年目の10~11月頃に最寄りの税務署から送られてきます。2年目以降の分もまとめて送られてきますので大切に保管してください。
◯借入金の年末残高証明書
金融機関から10~11月頃に送られてきます。
なお、自営業の方は毎年自分で申請する必要があります。
さいごに
必要書類が多く、確定申告をしたことがない方にとってはかなり面倒な作業かもしれません。
しかし、住宅ローン控除が受けられるのに手続きをしないと家計にとって大きな損失です。家を購入したら、面倒でもきちんと確定申告を行いましょう。
不安なことや、わからないことがあれば最寄りの税務署に確認してください。また、うっかり忘れてしまって書類の手配が間に合わないということがないよう、早めに準備をしておくことが大切です。
文:白石恵
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