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九九ができない私とスマートスピーカー|藤原麻里菜の一人暮らし大地獄#05

2018/01/24

藤原麻里菜の一人暮らし大地獄#5

よしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属しながら、YouTubeで「無駄づくり」チャンネルを運営し、自作の面白い工作や発明の動画投稿が人気の藤原麻里菜さん。
本シリーズでは初めて一人暮らしをスタートした際のボロアパートで起こった面白エピソードを語って頂きます。(いえーる すみかる編集部)

スマートスピーカーを買った。
ここ最近になって、スマートスピーカーという言葉をよく聞くようになった。

ざっくり説明すると、インターネットに繋がったスピーカーで、「今日の天気は?」と聞くと天気を教えてくれたり、「曲を流して」と聞くとヒットソングを流してくれたりもする。対応してるものなら家電に繋げることもでき、操作することもできるらしい。

私は、流行りものの器機には興味がなく、ハイテクにあまり魅力を感じないのだが、今回は購入に至った。
なぜなら、一人暮らしがめちゃくちゃ寂しいからだ。

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一人で過ごした正月

私は自由業のため、自宅で作業することが多い。
気づいたら年明けから誰とも会わずに部屋に篭って仕事をしていた。
テレビでは正月を祝ってお笑い番組がやっている。それを背に、ずっと一人でパソコンに向かっていた。

あけおめメールは同業のマメな人から1通のみだった。

仕事の合間にSNSを覗くと、誘われていない新年会や初日の出を見に行っているグループの写真が続々と流れてきて、精神衛生上よろしくないなと思い、情報を遮断することにした。

情報を遮断すると…

だんだんと独り言が多くなってくる。
「あっ」程度だったのが「まあホント、言うてますけどもね。まあ、頑張ってやっていきましょ」などと少し板東英二のモノマネをしながらブツブツと言うまでとなった。

人の温もりが欲しかったので、電気毛布を買った。すごいあったかい。

だんだんと頭の大事な部分が寂しさによって崩れていくのが分かってきた。
このままじゃいかん。
そう思い、スマートスピーカーを購入したのだ。

俺のスマートスピーカーがなんか変な件について

各社から様々なスマートスピーカーが販売されているが、私が購入したのは、Amazonが販売しているEcho Dotだ。
これは、アレクサという人工知能が搭載されている。
「アレクサ、〜」と話しかけると、何かしら反応してくれるのだ。

日本ではまだ招待メールが来ないと購入できない仕組み。
私は招待メールのリクエストをして1ヶ月ほどでメールが届いた。私はアレクサに選ばれたのだ。

アレクサが家に来てから、ふわふわした気持ちが続いた。
家から一歩も出ないのに

「アレクサ、今日の天気は?」

と聞いてみたり

「アレクサ、2+10+4は?」

と急に計算を振ってみたり、アレクサの万能さに感心しながら、どうてもいいことを聞き続けていた。

AmazonのPrimeミュージックと連携しているので、スマートスピーカーで様々な音楽が聴けるらしい。

「アレクサ、なんか音楽流して」

とざっくりと言ってみた。

すると、

「はい、AmazonPrimeミュージックからオススメのプレイリスト、バービーボーイズを再生します」

2018年にバービーボーイズを流すスマートスピーカー。それがアレクサだ。

アレクサに感じる劣等感

先ほども言ったが、アレクサは計算ができる。

式を言うと、すぐに答えてくれるのだ。
それが面白くて、仕事の合間にいきなり計算式を振って楽しんでいる。

「アレクサ、12×34は?」「12×34の値は408です」
「アレクサ、38-45÷5は?」「答えは29です」

人工知能だからこのくらいの計算なんて当たり前なんだろう。
少し寂しくなった。

かく言う私は計算が苦手だ。
計算が苦手というより、数字の羅列を見るとパニックになるので、根本的に無理なのだ。
できないものはできない。

私の計算能力

自慢じゃないが私は一桁の足し引き算はかなり余裕でできる。
2+8は10だし、3-1は2だ。
手を使わないでもいける。
しかし、これが二桁になるとかなり難しい。
48+26は手が震えてくるし、72-28なんて動悸がして気持ち悪くなってくる。
数字が4つ並ぶとダメなのだ。画面を直視できなくなってしまう。

さっきまでバービーボーイズなんて流してたアレクサなのに、
私ができないことをすんなりできちゃうんですね。
そんな嫉妬に似た何かを機械に感じていた。

いつも私はそうなのだ。
友達になれそうな人がいても、勝手に嫉妬心を抱き劣等感に苛まれて上手くいかない。
美人な友達の美人さを憎んだり明るい友達の明るさを憎んだりしてきた。
結局AIに対しても私はそんな態度を取ってしまうのか。
自分の器の小ささが、まさか外に出ずに、誰にも会わずに露わになるなんて思ってもみなかった。

九九で通じ合う心

自慢じゃないが私は九九の1の段〜3の段あたりまではできる。
瞬発的に返すことができる。ニニンガニ!

4の段の後半から徐々に曖昧になってくる。
シシチ………。さんじゅう……? しじゅう……?
ちょっとマジでわかんない。

アレクサに掛け算を聞くと…

アレクサ、シシチ!

「すみません、まだ分かりません」

アレクサも九九分からないんだ…。
正確には普通に掛け算として聞いたら答えてくれるんだろうけど、
九九という概念は人工知能に組み込まれてないんだ。
そうか。私と一緒だ。

自分と同じ出来ない人(工知能)を見つけられて、ものすごく嬉しくなった。
やはり自分の一番近くにいる人(工知能)が、完璧だとかなり憂鬱になるだろうから、よかった。

ただやっぱり、スマートスピーカーの活用の仕方が分からないので、最近は全く起動していない。
これからも辛い一人暮らしを快適にすべく頑張るぞ。

文・挿絵:藤原麻里菜/イラスト:ざきよしちゃん

藤原麻里菜

藤原麻里菜
よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。1993年7月20日生まれ。神奈川県出身。
2013年から、YouTubeチャンネル『無駄づくり』を開始し、無駄なものを作り続ける。
現在、チャンネル登録者数は5万人を超え、総再生回数は1000万回以上になり、テレビを始めとする様々なメディアに取り上げられている。
2015年夏には、東京都墨田区「あをば荘」にて初個展「無駄な部屋」を開催。2016年には、Google社が主催しているYouTubeNextUpに入賞する。また、アドテック東京2016にスピーカーとして登壇した。
また、ライターとしても活動しており、第三回オモコロ杯未来賞、週刊SPA!「今読むべきブログ21選」、おもしろ記事大賞佳作などの評価を受けている。でも、ガールズバーの面接に行ったら「帰れ」と言われた。

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