「庭のリフォームを考えたいけれど、どんなことに気をつけたらいいのだろう」とお困りではありませんか?
庭リフォームには、全体のデザインを大きく変えてみたり、ゆっくりとくつろげるスペースを実現したり、多くの可能性があるんです!
しかし、庭リフォームにかかる費用や相場は気になるところでしょう。
そこでこの記事では、理想の庭リフォームを実現するためのポイントや必要な費用、相場について解説しています。
庭リフォームにおいて大切なことは、目的と将来図を明確にイメージしておくことです。
庭リフォームを検討するなら、まずは目的をしっかり持ちます。
など、どのような庭にしたいかをはっきりさせることで、リフォームをスムーズに進めることが可能になります。
近い未来に向けた目的ができたら、次は将来のことについても考えてみましょう。
今は小さい子どもたちでも、いずれは成長して大きくなり、庭で遊ばなくなるかもしれません。
子どもの成長や自分たちのライフスタイルに合わせて、都度リフォームできるほどの経済的余裕があれば話は別ですが、そういうわけにもいかないことが多いでしょう
いずれ家庭菜園としても使えるような砂場、歳をとって足腰が悪くなってからでもスムーズに行き来できるようなスロープなど、将来性を踏まえたリフォームを考えることが大切です。
戸建て住宅の庭リフォームを行うにあたり、必要となる費用や一般的な相場について確認しておきましょう。
多くの庭リフォームは150万円以下で行われています。
実際には、100〜150万円あたりでの庭リフォームの件数がもっとも多く、この金額が相場価格といえるでしょう。
比較的安価で済ませられるケースとして50万円、相場の範囲で済ませられるケースとして100万円と150万円、この3パターンの場合で行える庭リフォームについて紹介します。
相場よりもやや安めではありますが、50万円用意できればウッドデッキや階段の設置、造園工事、タイルを敷くといったリフォームが可能です。
庭リフォームを行うために用意する資金としてはやや少ないほうですが、十分庭の印象を変えられます。
また、カーポートや屋根付きのテラスを設置することも可能です。
梅雨や急な雨が気になる日でも洗濯物を干すことができます。
100万円もの資金を用意できれば、テラス屋根やフェンス、コンクリートブロックを設置できます。
注目すべきは、テラス屋根の設置です。
テラス屋根の購入におよそ30万円、工事費におよそ30万円が必要です。
そして土台の設置にあたり整地が必要となる場合、1㎡につき5,000円近くかかります。
100万円の資金があれば、十分に実現できます。
また、これだけの資金があればより上質なウッドデッキの設置や、広いスペースへのタイルの敷き詰めも可能です。
50万円でも可能ですが、どうしても広さや質に限度があります。
150万円もの資金を用意できれば、1つの庭リフォームだけでなく、複数を組み合わせることもできます。
ウッドデッキを活用したリフォームや芝生、タイル張りによる大胆な全体リフォームが可能です。
住宅の雰囲気に合わせたカントリー風なフェンスを設置、さらに駐車場を作成しカーポートを設置するなど、これだけの資金があればかなり大胆に雰囲気を変えられるでしょう。
多くの庭リフォームは150万円以内が相場だとされていますが、すべての庭リフォームがこの金額内で行えるわけではありません。
庭リフォームをする際、実際にかかる施工費は現地調査を行うことでわかります。
複数の業者に見積もりをお願いして比べることが大切です。
また、費用だけに限らず庭リフォームを行うにあたってはいくつかの注意点やポイントがあります。
理想の庭リフォームを実現するために、これらはしっかりと押さえておきましょう。
庭リフォームをするにあたり、目的や将来性を十分に検討することはとても大切ですが、手軽にメンテナンスができるかどうかも重要なポイントです。
せっかくこだわって芝生張りを行なっても、放置していれば生え放題になってしまいます。
そうならないように、定期的な水やりや芝刈りが必要です。
ほかにもウッドデッキや木製のテラス、階段など、これらを長く使い続けるためにはメンテナンスが欠かせません。
スムーズに手入れやメンテナンスが行えるような作りにしておくことを、おすすめします。
人工芝のように、なるべく手入れが少なくて済む庭リフォームも、ひとつのアイデアです。
庭のサイズに合わないリフォームをしてしまうと、うまく動線が用意されておらず不便に感じてしまうかもしれません。
ガーデニングなど、庭をメインとした趣味のためにリフォームをするなら、使い勝手のよい庭造りは特に重要です。
また、家庭菜園などをするために動線だけでなく手近なところに水道を引くこともおすすめします。
水道の移動や設置は、大体10万円以内で行えます。
実用性溢れる庭にリフォームすることは大切ですが、やはり見栄えも重要なポイントです。
家の中や外、両方から見て綺麗な庭リフォームを心がけましょう。
狭いスペースに無理なリフォームをしてしまったり、コンセプトがごちゃごちゃだと見栄えは乏しくなってしまうかもしれません。
目的や将来性をしっかり見据えて、美しい庭リフォームを行いましょう。
庭リフォームは、規模やかかる費用も大切ですが、目的や将来どのように使いたいかを明確にすることが一番大切です。
目的別にいくつかの庭リフォームを紹介します。
リフォーム前の庭は、植木屋に剪定を依頼しながら緑が整えられていましたが、段々と追いつかなくなり庭木や雑草が伸び放題になっていました。
そこで、手入れが不要な庭リフォームを行いました。
完全に緑がなくならないように一部の庭木を残し、タイルが敷き詰められました。
伸び放題で散らかっていた庭が、すっきり片付いて眺めもよいですね。
特に手入れが面倒となっていた狭い犬走りには、防草シートを貼って砂利が敷き詰められました。
窮屈に思えたスペースも、実は広かったのだと感じられます。
リフォーム前は、夫婦でガーデニングを楽しむために、土がむき出しでシンプルな作りとなっていました。
やがて、夫婦の間に授かった子どもたちも外に出て遊べるようになり、それに合わせて庭リフォームを行いました。
施工前、土がむき出しとなっていたスペースにウッドデッキを設置、芝生を張り、タイルを敷き詰めることでくつろげる庭が実現しました。
ウッドデッキを設置したことで、気軽にリビングから庭へ出られます。
屋根付きのウッドデッキは強い日差しも防ぎ、プールや机を用意すれば、遊んだり食事をしたり自由な時間が過ごせます。
さらにウッドデッキの横部分に取り付けられたスクリーンを下せば、もうひとつの部屋のように扱うことも可能です。
また、ガーデニングスペースも整えたことで、家族揃って家庭菜園が楽しめます。
リフォーム前は、芝生や樹木が生い茂り緑溢れる庭でした。
家族だけでなく友人を呼び、バーベキューといった食事会が開ける庭へとリフォームしました。
芝生が生い茂っていたスペースは、タイルを敷き詰めて大きめのテラスとすることでがらりと印象が変わります。
テラスの両脇には新たに樹木を植えて、適度な日よけとなっています。
タイルテラスを作ったことで段差が生まれ、近隣住宅の視線が少し気になるようになりましたが、目隠し用にブラウンのフェンスを設置することで解決しています。
フェンスには照明を取り付けるためのフックや、プランターが置けるような棚も取り付けられているため、日が沈んでも明るく楽しむことが可能です。
庭リフォームは150万円以内の事例がもっとも多いとされていますが、それ以上の費用をもって、より大胆な庭リフォームをした事例もあります。
どれだけの費用をかける庭リフォームでも、大切なのは成功のポイントを押さえておくことです。
場合によっては業者に依頼するだけでなく、一部自分でDIYしてみるのもよいかもしれません。
また、自宅を活用して老後の暮らしにゆとりを与える、「リバースモーゲージ」という商品も最近注目を浴びています。
気になる方は、ぜひチェックしてみてくださいね!