高齢化社会が進む現在の日本で、最近注目を集めている『リバースモーゲージ』。
しかし、どのようなものか知らないという人は多いのではないのでしょうか。
そのような方のために今回はリバースモーゲージの仕組みとともに、株式会社ハウスドゥの100%出資子会社で不動産金融事業を行う株式会社フィナンシャルドゥが開始した新しいリバースモーゲージ保証事業を紹介します。
リバースモーゲージとは高齢者が、持ち家を担保にし、その家で暮らしながらも老後の生活費や老人ホームの入居費用などを借りられる貸付制度のことです。
元金の返済は借入人の死亡後に担保とした持ち家を売却し、その売却額を返済に充てます。
一般的な融資では債務者が毎月ローンを返済して債務額を減らしますが、リバースモーゲージの場合は、債務額が月日とともに増加することが特徴です。
しかし、持ち家を抵当に入れつつずっと住み続けられる上に、一定の生活費を受け取れる点がリバースモーゲージの最大のメリットといえるでしょう。
リバースモーゲージが初めて導入されてから30年が経過しましたが、現在まだまだ一般に浸透しているとはいえません。
利用期間が長く、元金の返済に不動産の売却が伴うリバースモーゲージに不動産処分の専門ではない金融機関が、対象物件を制限したり、担保評価に対する融資限度額の査定に慎重になったりしがちであることが理由として挙げられます。
しかし、高齢化社会が進む中で今後リバースモーゲージを利用したいと考える高齢者は増えるのではと考えられているようです。
まだまだ馴染みの浅いリバースモーゲージですが、株式会社フィナンシャルドゥの新事業で利用しやすくなるのかもしれません。
この新事業で株式会社フィナンシャルドゥは大阪商工信用金庫と提携し、2018年7月から同信用金庫が提供するリバースモーゲージの不動産担保評価および債務保証を行う予定となっています。
不動産売買のノウハウと全国500店舗を超える不動産販売網を持つハウスドゥ!グループの株式会社フィナンシャルドゥが担保評価および債務保証を行えば、適正な査定と不動産処分を期待できるでしょう。
株式会社フィナンシャルドゥは2017年10月にも大阪信用金庫との提携を発表していて、今回はそれに続く第二弾です。
『不動産+金融』の取り組みとして、今後株式会社フィナンシャルドゥは他の金融機関との提携を進めることで、リバースモーゲージ保証事業を積極的に展開していく予定です。
不動産と金融、それぞれの専門家がタッグを組むことで、今後リバースモーゲージが一般に浸透していくのかもしれませんね。