マイホームを購入する際に、住宅ローンは切ってもきれない存在です。しかし住宅ローンの仕組みは複雑で理解しにくい部分が多いため、将来をよく考えずに住宅ローンを組んでしまう人もいます。その結果として後悔する人も少なからず存在します。
今回はこれからマイホームを購入する皆さんが住宅ローンで後悔しないために、住宅ローンを組んだ人が後悔する6つの理由を解説していきます。
住宅ローンのことで後悔している人がたくさんいるという話を伺ったのですが、実際そうなのですか?
なるほど。住宅ローンは借りるときのことだけではなく、返済していくことも考えた方が良さそうですね。
計画なく多額の住宅ローンを組んでしまうと、将来の自分が困ることになります。
住宅ローンを組むときには上記2点に注意し、借りる金額を大きくし過ぎないようにしましょう。
私がマイホームを購入する時も自分の将来も考えた上で、無理のない返済計画を立てようと思います。
「自分は年収が高いから、他の人よりも高い返済プランでも大丈夫!」「ボーナスで一気に返済する!」などと自信満々に住宅ローンを組むことは非常に危険です。将来、何が起こるかは誰にもわかりません。経済状況が悪化した場合に備えて、背伸びをせず、余裕のある返済計画を立てましょう。
なぜでしょうか?頭金を多く支払った方が、のちの返済額が減って楽になるのでは?
なるほど。頭金は払えるだけ払えばいいってわけじゃないんですね。
最初に頭金を多くし毎月の返済額を下げることも重要ですが、現在の生活や直近のライフイベントについてもよく考えて頭金の金額を決めましょう。
資産価値ってなんですか?
つまり、保有している家の資産価値が住宅ローン残額以下になった状態で売却したら、家を手放しても、継続して住宅ローン残額を払わないといけないんですね。売却のタイミングが重要ですね。
住宅の資産価値は年月とともに減っていきます。住宅を売却する際には、その時点での資産価値と住宅ローン残高をしっかり確かめましょう!
将来、利息が変動する可能性があるからでしょうか?
変動金利と固定金利のメリットデメリットは以下の通りです。
金利の種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
変動金利 | 低い金利でお金を借りることが可能。 | 金利が上昇する可能性がある。 |
固定金利 | 金利が変動せずに返済額も変わらない。 | 金利が高めに設定される。 |
申し込み時に金利が安いからという理由で安易に変動金利を選ぶのは危険です。
仮に今後、金利が大幅に上昇してしまったら、返済しても住宅ローンがなかなか減らないという事態に陥ってしまうかもしれません。
反対に固定金利なら、払う金額は多くなりますが、金利が変動することはないので計画的な返済が可能になります。その時の自分の状況や未来を考えた上で、金利の選択をしていきましょう。
パターン | |
---|---|
不動産を売却して、売却益でローンを返済 | 住んでいた住居を売却して住宅ローンの返済に当てる方法です。住居の売却益が住宅ローン残高に満たなかった場合には、残りの残高を返済しないといけません。 |
名義人がそのまま継続して返済(名義人が家に継続して住む場合) | 名義人が引き続き返済を続けます。名義人以外の夫もしくは妻が返済に関わっていた場合は、銀行との交渉の末、関係を解除するか、一緒に支払いを続ける必要があります。 |
名義人がそのまま継続して返済(名義人が家を出て行く場合) | 出て行く名義人が返済を続けます。しかし、家に住んでいない人がお金を払い続けてくれる確証はありません。住宅ローンの名義を、継続して住む人に変えることが求められます。 |
家を買う前に、仮に離婚した場合のことを考えておく必要性がありますね。特に名義人が誰か、返済に名義人以外の人が関わっているか、住宅ローンの残高はどれくらいか、今の住宅の価値はどの程度かについては確認しておく必要がありますね。
住宅を購入する際に離婚する場合に取る行動を決めるのは気がひけるかもしれません。
しかしもしもの時備えて準備をしておくことは大事です。大事なことは、マイホームである不動産をどのように扱うのか決めておくことです。このことは事前に決めておいた方が安全ですね。
丁寧に解説していただきありがとうございます。私もマイホームを購入する際には後悔しないように住宅ローンのことをしっかり考えます。
皆さんどうでしたか?
住宅ローンは、実はちゃんと考えて組まないと後悔するポイントが多いということがわかっていただけたと思います。皆さんも6つのポイントに気をつけて、住宅ローンで後悔しないようにしましょう。
人生の一大イベントであるマイホーム購入。後悔したくないですよね。そして、マイホーム購入をするにあたり必要不可欠な住宅ローン選びも非常に重要です。
あなたにピッタリの住宅ローンを、専門家による無料相談でご提案します。お気軽にご利用下さい。