株式会社イオン銀行は、住宅ローンの事前審査から契約までにおける手続きのペーパーレス化を実施。2018年1月31日より開始します。従来かかっていた、手続きに関する所要時間の大幅な削減が見込める注目のサービスとなりそうです。
イオン銀行はこれまで、2017年1月に事前審査の自動化・ペーパーレス化、さらに2017年10月には、正式審査のペーパーレス化を行なってきました。
今回、住宅ローン電子契約システムを導入することで、契約時の来店や書類の記入などが不要に。事前審査から契約に至るまで、WEB上での手続きが実現することになります。
これまで、借り入れを行うための書類作成を店舗で行なったり、書類を郵送をするといったやり取りが契約までの時間を要する原因となっていました。
これらの手順をネット上で行うことにより、契約までにかかる時間と労力が大幅に削減できる上、どこにいても簡単に、スムーズに住宅ローンの手続きを完結できるようになるのです。
では、実際にはどのように電子化された契約を行うのでしょうか?
イオン銀行では、住宅ローン電子契約システムに、セイコーソリューションズ株式会社がクラウド上に構築した「かんたん電子契約」を導入。パソコンやスマートフォン、タブレットなどから、住宅ローン申し込み専用サイトの「マイページ」にアクセスすれば手続きができるようになります。
審査手続きの終了後に発行されるパスワードを入力すると、紙の契約書の署名・押印と同等の法的効力を持つ電子署名が可能になります。
住宅ローンの電子契約は、電子署名用のパスワードを入力するだけで契約を締結できるので、誰でも簡単に利用できます。
さらに、書面で契約を交わす際に発生する「印紙税」の支払いが不要になる点も、利用者にとっての大きなメリットになります。
住宅ローン契約のペーパーレス化は、煩わしい手続きが不要になるので、契約する人にとっても、銀行にとっても嬉しいサービス。ファイナンスとテクノロジーが融合するフィンテックの著しい進化は、私たちにより快適な暮らしをもたらしてくれそうです。
何かと手続きが煩わしい住宅購入ですが、一部でも簡素化されることは大きな時間短縮になります。「銀行なんてどこも同じ」という常識も変わるかもしれません。
イオン銀行公式ホームページ:https://www.aeonbank.co.jp/