配信元ARUHIマガジン
2019年の住宅ローン金利は、史上最低といわれる低水準の金利を記録。消費税増税のタイミングも相まって、「借り入れや借り換えをするなら今!」と考えた人が少なくありませんでした。2020年がスタートし、今後の金利がいよいよ上昇局面に入るのか、気になっている人が多いのではないでしょうか。気になる1月の【フラット35】金利がどのように推移したのか、金利動向を見ていきましょう。
長期金利が急上昇、一時期はプラス圏に
2019年12月に入り、このところ上昇の動きを見せていた長期金利がさらに引き上げに。米中貿易協議などの影響により、長期金利の指標となる「国債金利(新発10年国債利回り)」は一時期プラス圏となりました。連動して、12月17日に発表された第152回機構債の表面利率は、先月から0.07%引き上げて0.33%に。住宅金融支援機構債の表面利率とほぼ同様に上下する【フラット35】の金利は、どのように変動したのでしょうか?
2020年1月の【フラット35】金利は今月も引き上げ
今月の、全期間固定金利型住宅ローン【フラット35】の融資率9割以下、返済期間21~35年の金利は先月から0.06%引き上げで、機構団信を含めて1.27%に。
融資比率9割以下・返済期間15~20年の金利も0.06%引き上げ、1.22%となりました。
また、物件価格の4割以上の頭金があれば、従来の【フラット35】よりも低い金利が適用される新商品「ARUHIスーパーフラット6」は1.07%。
物件価格の3割以上の頭金があれば、従来の【フラット35】よりも低い金利が適用される「ARUHIスーパーフラット7」は1.12%。
物件価額の2割以上の頭金があれば、従来の【フラット35】よりも低い金利が適用される「ARUHIスーパーフラット8」は1.17%。
物件価格の1割以上の頭金があり、年収に対する年間返済額「返済負担率」が20%以内であれば利用できる「ARUHIスーパーフラット9」は1.22%と、いずれも先月の金利から0.06%引き上げとなりました。
参考:最新の住宅ローン金利はこちら【ARUHIフラット35】
まとめ
今月も【フラット35】金利は全タイプともに引き上げとなりました。史上最低水準の金利から3ヶ月連続の上昇となり、今後も金利が上がり続けるのか気になるところです。来月以降の金利動向にも注目しつつ、借り入れ・借り換えのタイミングを逃さないようにしましょう。
【関連記事】
住宅ローン【フラット35】Sが見直されるワケ、背景に「環境問題」と「中古住宅の流通促進」