マイホーム購入……
住宅購入を人生のビックイベントの1つに挙げる方は少なくないでしょう。しかし、就職や結婚、子育て、定年退職といった他のビッグイベントに比べて、「マイホーム購入」はタイミングが人によって状況が変わり、疑問点は人それぞれ異なるものです。
いえーる 住宅ローンの窓口 ONLINEでは、普段から住宅ローンにまつわるノウハウや情報をご案内しております。当社には住宅ローンスペシャリストという強い味方がついていますからね。
そのiYell株式会社が誇る住宅ローンスペシャリストの一人、赤神氏が最近になってマイホームを購入したというではないですか!?
住宅ローンのスペシャリストというぐらいですから、さぞかし華麗に住宅ローンの借り入れをしていることでしょう。そこで、住宅ローンの窓口 ONLINEインターン生が赤神氏に突撃インタビューを仕掛けてみました。
インタビューされる人
今回、自身のマイホーム購入を赤裸々に話してくれる。住宅ローンスペシャリストという仰々しい肩書きの割には大好物がチクワと意外に質素な一面も。ドラクエギャグが得意。
インターンとその仲間
沖縄出身、パクチーと古着が大好きな女子大生インターン。普段はしっかり者だが社長の誕生日にスパムをプレゼントしてしまう天然な一面あり。
熊本出身、音楽と映画をこよなく愛する。趣味でギターを嗜み、21歳にはない落ち着きを備え持つ。
東京出身、大好きな新垣結衣とバスケのためなら、何でもやりかねないお調子者タイプ。悩みはボケても他のインターンにスルーされること。
東京出身、インテリアと食に興味が尽きない女子大生。普段はおっとりした雰囲気だが、腹の底では世界のB級グルメを食べ尽くす野望を抱く。
独自の切り口からセンスあるチャットを飛ばす社内在籍の変なおじさん。時折おやじギャグ臭が漂うのが玉にキズ。ただし、インターンからも絶大な人気を博する存在。
まずは念願のマイホーム購入、おめでとうございます。
今回は身をもって体験された住宅購入について、根掘り葉掘り聞かせていただきます。念のため、レコーダーで録音させていただきますね。
えー。マジで言ってんの?
ヤダヤダ。
大江編集長に聞き漏らさないようにとアドバイスをいただいておりまして……
家購入のキッカケ
さっそくですが、今回マイホーム購入に踏み切ったキッカケは何だったのですか?
結論から言ってしまうと賃貸と購入を比較した場合、購入の方が実質月額負担率、負担が少ないなと思って。もちろん中古マンションだけどね(笑)
確かに月額負担率は、住宅ローンを組んだ方が安い気がします。
もちろん、物件にもよるんだけどね(笑)。
今回の借入額を考えたら、買ったとしても総支出額が賃貸と一緒か、むしろ下がるのかのどちらかだったんだよ。
では購入の一択で迷いはなかったのですか?
一応、条件に叶う物件を賃貸でも探してはみたものの、自分の給料に見合った賃料ではなかったので購入に決めたんだ。
購入だったら固定資産税などもあるけど、修繕積立や管理費、駐車場代も含めても、今の収入に見合った金額でいけるなって。それで購入意欲が俄然高まった感じだったね。もちろん設備などが壊れた場合の急な出費も想定されるけどね。
購入までの流れはスムーズ?
購入物件を紹介する不動産会社はどのようにして決めたのですか?
多いかもしれないけど、不動産会社は3社も回ったね!
まずはネットでめぼしい物件を探すところから始めたんだ。気になる物件を掲載していた1社目の不動産会社で「このくらいの条件、こういった家がいい」と問い合わせて、いくつかそれに見合った案件を紹介してもらったんだ。
先ほど3社回ったとおっしゃっていましたが、2社目はどういった経緯で選んだのですか?
始めは他の不動産会社で紹介している物件を軽い気持ちで見ていたんだけど、「これはひょっとして “売主物件” かな?」という物件を見つけたんだよね。
いろんなホームページでその物件をリサーチすると、媒介ではなく売主物件であるという情報も確認できたから直接、その物件について詳細を聞きに行ったのが2社目かな。
“売主物件” とは何ですか?またどんなメリットを感じたのですか?
売主が直接販売している物件のことだよ。直接販売ってことは、仲介手数料かからないってことじゃん? 単純にお得だし、オイシイなって思ったんだよね。
一般的に仲介物件と売主物件はサイトにごちゃまぜで掲載されているものなのですか?
某大手ポータルサイトでは「売主」という検索タグみたいなのもあって便利でしたよ。ただ、他のサイトではあまりオモテに出していない情報かも。
そうなんですね!
では最後の決め手となった3社目はどういった経緯で?
正直なところ、3社目のコレが決め手というものはなかったよ。ただ、その物件で絞り込みを進めていって確信が得られるのに3社も要したというだけ。
振り返ってみると、1社目では多くの紹介を受けていたものの最終的な決め手に欠いて、2社目は売主物件だけをピンポイントでリサーチし、3社目は当初より気になっていた売主物件を引き当てたという感じかな。3社目の不動産会社で3件ぐらい紹介してもらい、内見を済ませて今の家に決めた。
条件は先にしっかり絞ることが大事!
結構、段取りを踏まれましたね。
つまり、物件探しから確定させるまで時間もかかったのではないですか?
どのくらいだろう……。
あんまり正確なことは覚えてないけど、思ったよりは早いと思うよ。
なんせ、不動産会社に急かされるしね(笑)
同時にその物件を他の誰かに紹介していて、その人がその物件を決めちゃうかもしれないわけだからね。
内見中に「この後も内見2件入っているんです」とか「その物件は他にはなく、今しかないですよ〜」みたいなことを言うんですよ。
選択にそれほど猶予もなく、事務所で購入意思があれば書面を書いてって流れだった。
住宅って大きな買い物ですし、そんなに早く決められないですよね?
実際はいろいろ見てきた中での判断だったから、その頃には意志は固まってたんだよね。
価格帯も重要な判断事項だったけど、見た瞬間に確証はあった。
あとは場所だよね。今回は場所が重要だったから。
どういった場所であることが重要だったのですか?
子供が幼稚園に通っていて、その希望学区内だったことが大きい。せっかくできたお友達と一緒に小学校に行ってもらいたいじゃない?
では、お子さんの進学・通学が最重要事項だったんですね。
初めは遠くても駅近であればいいんじゃないかって話にもなったけど、やっぱり希望学区や妻の実家に近いというのがポイントかな。妻のご両親も安心でしょ?
確かにそうですね。物件探しで奥さんと喧嘩したりしなかったですか?
それ、聞いちゃうわけ?
そこはご想像におまかせするよ(笑)
強いて言うならお互いにいろんなサイトを眺めてたから、情報過多になってた時期もあって。あれがいい、これは嫌だって、意見が見事に合わないことがあったり……
住宅ローンのスペシャリストが言い負かされるなんて……。
でも、ちょっと楽しそう(笑)
結構、議論したよ!
しかもペットも飼っているので、家選びのハードルも上がっていたんですよ。もちろん「ペット可」じゃないとダメなわけで。購入価格を抑えられる古い物件になればなるほど、ペットNG物件が多くなるんです。昔っからの管理組合とかの都合なのかなぁ……。
最近の新しいマンションとかは割とペットOKみたいだけどね。結構断られたけど、かえって絞り込むことはできたとポジティブに考えてるよ。
なるほど。最初から細かい条件を設けていたからこそですね。
住宅ローン控除などお得な制度も忘れずに!
そのとおりだね。購入額もある程度の範囲を決めていたし、ペットもいる。そして最優先事項の希望学区もあったので、おのずと絞られてくる。
条件がフワーっとしていたら、決まるものも決まらなかったかも。
実際に選ばれたのは、どういった物件なのですか?
築15年の物件。
住宅ローン控除(※1)の対象といったメリットも考慮したね。
築年数は気になるところだったけど、リノベーション物件だと業者の上乗せで高くつくから、今回はいろんなツテを使い、全部屋の壁紙と床、アソビゴコロで壁の片側ワンポイントで壁紙を変えるといった修繕もやったんだ。
いいですね!
オシャレで憧れちゃいます!!
でしょ! なんかリノベ物件っぽくない?(笑)
トイレ右側面の壁紙だけを変えようと思い、辞書みたいな分厚い壁紙のカタログ借りたんです。あんな分厚い本、受験勉強でも開いたことがなかった!
子供部屋は誰のセンスで壁紙を選んだのですか?
嫁が選んだよ(笑)電気消すと天井が光るヤツ。
※住宅ローン控除とは、年末の住宅ローン残高の1%が所得税から還付される仕組みのことです。詳しくは、下記のリンクをご覧ください【会話に戻る】
実録・購入までの流れ!|住宅ローンのプロ、家を買う。Vol.1
今回のポイント!
- 購入前に細かい条件を決めること
- 住宅ローン控除などお得な制度を知っておくこと
- 中古物件を自分でリノベーションする方がお得かも
では、住宅ローンの契約はどういった流れで実施されるのか……。
次回は
金銭消費貸借契約、現場の声を公開!
普段はアドバイスを送る赤神氏が実際に体験して分かった「住宅ローンの契約」について、インタビューをご紹介いたします。
お楽しみに!
住宅ローンスペシャリスト
「日本一住宅ローンに強い会社」iYell株式会社に在籍する住宅ローンスペシャリスト。住宅ローンのことならなんでもお任せ。どんな質問にも親身になって答えてくれる。一見怖そうだが、とても気さくで、最近、自身もマイホームを購入して幸せオーラ全開。
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