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直射日光はNG?意外と知らない木製品の取り扱い方法

あなたは木製品の正しいケア方法を知っていますか?
自然素材を使用した木育ワークショップを開催している 株式会社Tree to Greenに木製品のケア方法について教えていただきました。(いえーる すみかる編集部)

私たちの生活に身近な木製品。あたたかみのある木目や手触り、使いやすさなどが、魅力的ですよね。
しかし、間違った取り扱い方をして、知らないうちに寿命を短くしているかもしれません。
正しい取り扱い方法を知り、これまで以上に木製品と親しく長く付き合っていきませんか?

気づかずにやってしまいがち!木製品のNGな取り扱い方

直射日光

木製品にとって、直射日光は大敵!?

間違った取り扱い方法は、木製品の劣化を早める原因になるので注意しましょう。

1.直射日光に当てない

木製品に水分はダメ、ということは多くの方がご存じではないでしょうか。しかし、濡れたからといって、直射日光で乾かすのはNGです。

また、木で作られたおもちゃを殺菌や消毒のつもりで、日当たりのよい場所に置くこともおすすめできません。日光に直接当てて干すと、木製品の変色や乾燥による反りや割れの原因になるためです。

2.温度差や湿度差の激しい場所に置かない

木製品、とくに無垢材の家具などは、エアコンやヒーターなどの吹き出し口の近くなど、直接風が当たる場所に置くこともNGです。劣化の原因となってしまいます。

また、木で作られた食器は、電子レンジや食器洗濯機の利用、熱湯を注ぐなどの行為は避けましょう。変形の原因になる場合が少なくありません。

知っておきたい、木製品の正しいお手入れ方法

それでは、木製品はどのようにお手入れすればよいのでしょうか?

木製品のお手入れ方法

木で作られたカトラリー

素敵な木のカトラリー、いつまでも大切に使いたいですよね。

木製品のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするだけで十分です。気になるようであれば、固く絞った柔らかい布で優しく拭くようにしましょう。

保管は、湿気の少ない風通しのよい場所に収納します。棚に保管する場合には、低い場所ほど湿気がこもりやすいので、上の棚に保管し、ときどき換気を行うようにしましょう。

こんなときはどうすればいい?

木製品を毎日使っていると、どうしても気になることがありますよね。そんなときは、どう対処するのがよいのでしょうか?

積み木で遊ぶ赤ちゃん

木のおもちゃの消毒はどうしたらいい?

汚れが気になってきたら

木製品の汚れが気になるようになってきたら、薄めた洗剤をスポンジにつけてぬるま湯で洗います。決して長時間水につけたままにしたり、熱湯をかけたりしないようにしましょう。洗ったあとは、風通しのよい場所に置いてしっかりと乾燥させます。

また、たわしや研磨剤の入った洗剤でゴシゴシ洗うと、傷の原因にもなるので、おすすめできません。
無垢材の木製品が黒ずんできたら、市販の紙やすりで削り落とせる場合もあります。事前に、目立たない場所で試してから使うようにしましょう。

衛生面が気になったら

赤ちゃんが舐めることが多い木のおもちゃは、衛生面も気になりますよね。
木のおもちゃの殺菌や消毒をしたい場合は、ノンアルコールタイプの除菌ウェットティッシュで拭いた後、乾拭きや日陰で乾燥させるとよいでしょう。

消毒も大切ですが、毎日こまめに水分を拭いて乾燥させることも忘れずに。また、密閉した空間ではなく、風通しのよい場所に保管するようにしましょう。

いつまでも木製品を大切に使うために

豊かな森林の風景

日本の国土は、なんと7割が森林で占められています。

木製品は、ぬくもりのあるやさしい使い心地が魅力です。愛着のある木製品は、いつまでも手元に置いておきたいですよね。
その風合いを長く楽しむために、正しい取り扱い方法を知っておきましょう。特別なケアよりも、乾拭きや水分を残さないようにするといった毎日のこまめなお手入れが大切です。

【PR】株式会社Tree to Green
株式会社Tree to Greenは、衰退傾向にある国内森林資源と伝統的な木工技術を持続的な成長産業することを目標に、長野県木曽郡をはじめ、地域の伝統職人等と商品・サービスを開発し、国内外での需要拡大に努めています。
木曽檜の商品ブランド事業(木曽生活研究所)、オフィスや商業施設、ショップ、保育園等の空間の内装木質化を中心に展開しています。
・Tree to Green
http://treetogreen.com/
・木曽生活研究所
http://kisolabo.treetogreen.com/

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