ご自宅のベランダに、ちょっとしたスペースはありませんか?プランターが置けるスペースがあれば、誰でも簡単にベランダ菜園を始められます。美味しい野菜を作って食べることができるのはもちろん、野菜がすくすくと成長する楽しみも味わえますよ。
ベランダ菜園に欠かせない4つの道具
1.プランター
プランターの選び方は、育てたいものが決まっているか、いないかによっても異なります。
育てる野菜は決まっている
育てたい野菜が決まっている場合は、その野菜より少し余裕のある大きさのものを選びましょう。小さいもの、またはピッタリのものを選ぶと、成長が止まってしまうことがあります。
育てるものはこれから考えるorいろいろ育てたい
育てたいものがまだ決まっていない、または、色々な野菜を育てたい方は、場所が許す限り大きめのプランターを選びましょう。栽培できる種類の幅が広がりますよ。
2.鉢底石
鉢底石は、プランターの深さの5分の1程度敷きましょう。これを敷くことによって、水はけが良くなり根腐れを予防します。深めのプランターの場合は3分の1程度入れても構いません。
3.園芸用培養土
プランター用や野菜用などの、園芸用の培養土を購入しましょう。園芸用培養土とは、適した各種用土や肥料があらかじめ配合されている土です。自分で土を配合する手間を省きたい、手っ取り早く家庭菜園を始めたい、という方におすすめです。
4.スコップ・じょうろ
家庭菜園が楽しくなるような、自分のお気に入りのものを買うと良いでしょう。
選び方のポイントは、スコップは柄の付け根がしっかりしているもの、握り具合の良いもの、重すぎないもの。ジョーロは、蓮口の取り外せるジョウロだと、広い面積に水やりする場合は蓮口をつけた状態で、鉢物など狭いところに集中して水やりするときは蓮口を外して、と使い分けができるのでおすすめです。
※蓮口:じょうろの先につける小穴がたくさんあいた部分のこと。
これがオススメ!ベランダ菜園したい野菜4選
ミニトマト
家庭菜園といえばミニトマトですね。プランターで簡単に育てられるので、初心者に人気です。約一ヶ月半で収穫できるところも魅力的。
きゅうり
植え付けから収穫までの期間が約40日間と短く、手軽に育てられるところも魅力な野菜。害虫に強いことも、手軽さのポイントです。
葉ねぎ
いわゆる青ねぎです。きゅうりと同じく収穫まで40日間と成長が早い上に、伸びた葉をカットしてもニョキニョキと新芽をだすので、一度植えると長い間楽しめます。
ミニキャロット
こちらも家庭菜園で人気の野菜です。収穫までは約70日~90日と他の野菜より多少長め。しかし、夏植えなら病害虫の被害が少なくおすすめです。
育てやすくて便利!ベランダで育てたい果物・ハーブ3選
野菜だけではなく果物やハーブもベランダで栽培することが可能。簡単に育てられて何かと便利は果物・ハーブを3つご紹介します。
ワイルドストロベリー
ワイルドストロベリーとは野生種のイチゴのこと。暑さ・寒さに強く、手がかからないため育てやすいイチゴです。実はもちろん、葉っぱもハーブティーとして使うことができます。1つで二度おいしい魅力的な果物ですね。
ルッコラ
30~40日と生育が早いことが特徴です。また、発芽率の高さや病気が少ないことも管理がしやすいポイント。種、苗のどちらからでも簡単に育てることができます。
バジル
ハーブの中でも丈夫で育て方が簡単と人気のバジル。ペットボトルに入れてキッチンで水耕栽培をしながら、使いたい時に使うこともできます。
ベランダ菜園で気を付けるべき二大ポイント
多すぎない?水は適度に
初心者さんに多いのは水のあげすぎで枯らしてしまうことです。栽培するものによって多少の差はありますが、基本的に水やりは土が乾いたらたっぷりとあげましょう。
忘れたらダメ!ご近所への配慮
マンションやアパートのベランダだと、土や虫が隣の家までいってしまったりして、少なからずご近所に迷惑をかけることがあります。収穫できた時にはお裾分けをするなど、気配りを忘れないようにすることが大切です。
もっと手軽に。水耕栽培はいかが?
水耕栽培とは、土の代わりに肥料を溶かした水溶液で植物を育てる方法です。家を長期間留守にしても、野菜が水不足で枯れる心配はありません。また、土の処理の関係でベランダ菜園を諦めている方にも水耕栽培がおすすめです。
まとめ
自分で育てたものは、買ってきたものよりもひときわ美味しく感じることでしょう。今回紹介した野菜は、誰でも簡単に育てることができるものばかりです。フレッシュな野菜は栄養価も高く、健康にも役立つでしょう。みなさんもベランダ菜園を始めてはいかがですか?