今回はザク男爵に、森を守るために木製製品を使う理由について紹介していただきました。(いえーる すみかる編集部)
どうもこんにちは、ザク男爵でございます。
木とのふれあいを通して、木や森の大切さを学ぶ木育という言葉を知っていますか?
木育とは、「森を育て、育む活動」です。
また、幼児期から木育を行うことにより自然を大切にする気持ちを育てたり、感受性を育んだりすることができます。
木育は子どもだけのものではありません。子どもと一緒に大人も一歩踏み込んで木や森について学ぶことで、より深く木の魅力を知ることができます。
この機会に木育について、そして森・環境保全について学んでみましょう。
割り箸は環境破壊になる・・・って本当?
「割り箸は環境破壊につながるから、使わないで!」
と、言われた記憶はありませんか?
ひと昔前は、環境保全として割り箸の使用を控える運動もありました。
ですが、木は適切に使うことで森林保全につながることもあるって、ご存じでしたか?
木を使うことが、森を守ることにつながる。
木を適切に使うと、森林保全につながることがあります。
それは木材を適切に伐採することで、森林を管理した状態にできるからです。
戦後日本は木材不足を補うために植林(主に杉)をしましたが、その後輸入材にコスト面で負けてしまい、植林は放置されることになりました。
後継者不足・作業者の高齢化もあり、今では植林された山も手入れが行き届かない状態になってしまいました。
手入れの届いていない森林は、土砂災害などの原因になるとの見方もあります。
「木を切る・森林を伐採する・・・」とは、あまり聞こえはよくありませんが、適切に木を伐採することで、森林を守ることに繋がることがあるのです。
木製製品を使うときは、その木がどこから来たのか、意識してみる。
木を切るといってもその木材が、
- 植林なのか
- 間伐材だったのか
- 無計画に切った木なのか
によって、意味が大きく変わってきます。
同じ木製製品でも、その製品が誕生したルーツによって、森林を破壊したのか?保存したのか?が変わってきます。
つまり木のルーツを知ることで、環境への意識が高まり、森を育む木育へとつながるのです。
最近では森林保全を目的とした間伐材を活用した、木のおもちゃやインテリアを見かけるようになりました。
天然素材のおもちゃやインテリアは手触りもよく、木の暖かみがあります。それだけでなく、「このおもちゃ(木)がどこから来たのか?」とルーツを意識することで、森林保全や木育にもつながります。
これってすごく素敵なことだと思いませんか?
木育について学ぶなら、ワークショップがお勧め。
適切に森林を管理することが、森林保全や木育につながることは分かりました。
しかし木のルーツを意識したところで、それが実際にどのように自分たちの身の回りのモノにつながっているのか、イメージするって難しいじゃないですか。特に森林から離れた都会に住んでいる方にとっては尚更でございますよ。
そこでお勧めしたいのが、木育に関するワークショップに参加することです。
木育のワークショップなら、天然木に見て・触れて作業することで、体験しながら学ぶことができます。
- その木がどこから来たのか
- その木を伐採することで、森林がどうなるのか
- 木がどのように身の回りのモノになるのか
など、話を聞きながらモノづくりができます。
考えてもイメージできないものは、実際に天然木に見て・触れて、作業して学ぶのが一番ですね。
しかもワークショップには難しい知識は不要でございます。小さな子供でも参加OKですよ。
これからの将来を担う子供たちに、森林の大切さを教えられる木育のワークショップ。
ワークショップの楽しい思い出とともに、森の大切さを子供にも伝えたいと思いませんか?
ワークショップの詳細は下記のページで確認してください。情報は随時更新されます。
【PR】株式会社Tree to Green
株式会社Tree to Greenは、衰退傾向にある国内森林資源と伝統的な木工技術を持続的な成長産業にすることを目標に、長野県木曽郡をはじめ、地域の伝統職人等と商品・サービスを開発し、国内外での需要拡大に努めています。
木曽檜の商品ブランド事業(木曽生活研究所)、オフィスや商業施設、ショップ、保育園等の空間の内装木質化を中心に展開しています。
・Tree to Green
http://treetogreen.com/
・木曽生活研究所
http://kisolabo.treetogreen.com/