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木製のベビーおもちゃのケアは大丈夫?雑菌から赤ちゃんを守ろう

赤ちゃんのおもちゃのケアはきちんとできていますか?
自然素材を使用した木育ワークショップを開催している 株式会社Tree to Greenに木製おもちゃのケア方法について教えていただきました。(いえーる すみかる編集部)

手触りがやさしく、ほのかな温もりを感じられる木製のおもちゃ。シンプルな形のものが多く、子どもの知育にも役立つと言われています。部屋のインテリアに合わせやすいので、子どものために購入した方も多いのでは?

そこで気になるのが、木製おもちゃのケア方法ではないでしょうか。赤ちゃんが使うものはいつも清潔にしておきたいですよね。正しいケア方法を知って、赤ちゃんを雑菌から守りましょう。

部屋の湿度に気をつけよう

木には、湿気が多いと膨張し、乾燥すると収縮する性質があります。そのため、木製のおもちゃを乾燥した場所に置いておくと、木の収縮によっておもちゃの継ぎ目に隙間ができたり、ひび割れが発生したりします。

おもちゃに直接エアコンの風が当たらないようにし、空気が乾燥する冬場は加湿器を使って部屋の湿度を下げないように気をつけましょう。湿度計などを使って、部屋の湿度をこまめにチェックしておくと安心です。

陽の当たる場所は要注意

木製のおもちゃは紫外線にあまり強くありません。陽の当たる場所に長時間置いていると焼けて変色することがあります。さらに、焼けによる乾燥がひび割れなどの原因になることもあるので、陽の当たる部屋に放置するのはやめましょう。

木の美しい色合いを保つために、使わないときは片付ける、飾っておく場合は陽の当たらない場所を選ぶなど、収納に気を配ることも大切です。お出かけの際、ベビーカーなどに木製のおもちゃをぶら下げている人は注意してくださいね。

ヤニが出たときの対処法

汽車のおもちゃで遊ぶ子ども

使っているうちに“ヤニ”が出てくることも…


木製のおもちゃから、ヤニが出てくることがあります。ヤニは木からしみ出る樹脂のことで、手で触るとべたべたしています。これは木が生きている証なのですが、おもちゃは赤ちゃんが触ったり舐めたりするものです。ヤニが出た場合は、きちんと取っておきましょう。

不要な布に、エタノールなどのアルコール溶液を染み込ませて拭き取れば、ヤニを除去することができます。しかし、拭いたあとにシミが残ることがあるので注意してください。

木のおもちゃは、太陽光などで温められたり、湿ったまま放置されたりするとヤニが出てしまいます。大切なおもちゃは通気性のよい場所に片付けるなどしてヤニの発生を予防しましょう。

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