農業の抱える問題と、子どもに新鮮な有機野菜を食べさせたい親のニーズをITで解決。
ビビッドガーデン社は解決策の第一弾として「食べチョク」を立ち上げ、有機野菜をネットショッピングで食卓に届けるシステムを開発しました。
「食べチョク」は良農家と消費者をつなぐ架け橋になります。
2017年5月23日に運営を開始した「食べチョク」。いったいどのようなシステムなのでしょうか。
当日箱詰めで鮮度をキープ
収穫したての野菜は栄養価が高いと言われます。
しかし、私たちが口にする野菜は、物流上いったん倉庫に保管してから、出荷されるケースがほとんど。
つまり実際に手にする時点では、栄養価が収穫直後より下がってしまうことが考えられます。
「食べチョク」は契約農家に収穫当日の箱詰めも担当してもらい、保管期間をカット。
収穫したばかりの野菜たちが、ダイレクトに消費者に届けられるシステムが特徴です。
野菜は注文してから手元に届くまで約2~4日。安心な食べ物を届けるため、扱う野菜はオーガニックな農作物(※)限定というこだわりがあります。
実際に消費者がオーガニック野菜を探すとなると、手間や時間がかかるデメリットがあるのも現実。
「食べチョク」なら、すぐに良農家とつながることができ、効率的にオーガニック野菜を手に入れられるのもうれしいポイントです。
※自然栽培・有機栽培・無農薬栽培・特別栽培を指します。
実家から野菜が届くようなぬくもり
こだわりは野菜だけではありません。契約農家はよいものを作る小規模農家に限定されています。
小規模農家は生産量が少なく販路が限られてしまい、収益化が難しいという課題を抱えがちです。
そこでビビッドガーデン社は、少量多品種生産で質の高い生産者と、質の高い野菜を求める消費者をつなぐための販路を考案した結果「食べチョク」が誕生しました。
小規模農家とのやり取りは、まるで田舎の両親が上京した子どもに野菜を送るような温かさ感じられることでしょう。
スマホアプリや追加機能も予定
隠れ良農家とオーガニック野菜を求める消費者をつないでくれる「食べチョク」ですが、さらなる機能追加やスマートフォンアプリの提供も予定中です。
「食べチョク」がアプリになれば、手元の操作だけでオーガニックな産直野菜を入手できるようになりますね。
野菜を作ってくれている農家の人たちも、これまで以上に身近に感じられるでしょう。
農業に新しい未来が生まれるかも
「食べチョク」は、農業に新しいルートを作り出しました。
少量生産でも、品質が良ければ販売していくことができます。
高齢化や従事者減少が課題となっている農業ですが、「食べチョク」により新しい未来が見えてくるかもしれませんね。
そんな「食べチョク」の利用はこちらから。
https://www.tabechoku.com/
まとめ
オーガニック野菜がもっと身近になれば、栄養価の高い野菜を毎日食べることも夢ではありません。
また、日本の農業を支えることにも役立ちます。健康で美味しい毎日のために、ぜひ「食べチョク」を利用してみませんか?