2021年03月10日(2023年01月06日更新) 老後の暮らし
「定年退職した後、どのように老後生活を過ごせばよいのだろう」と考えている方も多いのではないでしょうか。
65歳で定年を迎えた場合には20年近くの老後生活が待っているため、日々の充実や楽しみ方を知っておくことはとても大切なのです。
そこで今回は、毎日を充実させたいという方のために、老後に楽しめる趣味づくりのポイントとオススメの趣味をご紹介します!
目次
趣味を見つけようと思っても、「どうやって見つけたらよいのか、どう選んでよいのか」わからない方も多いでしょう。
ここでは、老後を楽しむための趣味選びのポイントを4つお伝えします!
順番に見ていきましょう。
まずは、色々な情報に目や耳を傾けてみましょう。
テレビや新聞、雑誌やインターネットに限らず、買い物や散歩している時など、何気ない日常の中にも、楽しい趣味選びにつながる沢山の情報が溢れています。
少しでも気になる情報があったら、そのことについて調べてみましょう。
すると、「こんなことをしてみたい」という具体的な老後の趣味が見つかるかもしれません。
また、一足先に老後生活を満喫している先輩方に話を聞いてみる、というものもおすすめです。
充実した老後を過ごしている方を見つけたら、自らの趣味を探すことも、老後を迎えることも楽しみになってくるでしょう。
趣味を探す際には、認知予防や健康につながるものを意識的に選ぶのもよいでしょう。
具体的には、
などに関連した趣味がおすすめです。
ただ楽しむだけでなく、健康につながるような趣味はまさに一石二鳥といえますね。
体力的にも経済的にも無理をした趣味は続きません。
無理をした趣味とは、
などです。
ゴルフは老後の趣味として人気がありますが、コースを回るとなると、ゴルフセット一式(クラブやボール、ウェアやシューズなど)・ゴルフ場までの交通費や宿泊する場合の宿泊費・食事代などがかかります。
よほどの蓄えがない場合、こういった費用のかかる趣味を老後にするには限度があります。
自分たちの経済力を顧みない趣味は、年金が主な収入源となる老後にはおすすめできません。
また、「老後に急激な運動をしたり、力を使う趣味」も、逆に怪我をしたり筋肉を痛めたり、疲れて体調を崩してしまうことになりかねません。
高齢による筋肉量や骨量の低下は避けられないためです。
自分の体調や体力や財力や今後の生活のこともきちんと考えたうえで、楽しく無理のない老後の趣味を見つけましょう。
生きがいを感じられる趣味は、老後生活の糧となり、日々の充実度を高めてくれます。
具体的には、地域や自治体が募集しているボランティアに参加したり、イベントのスタッフをしてみるとよいでしょう。
自分の存在意義が確かめられるような趣味は生きがいにつながり、長続きしやすいです。
定年退職後は「自分の行動が誰かの役に立っている」という体験が減り、うつを発症させる確率が高まるため、意識的にそういった機会を増やすことが大切なのです。
また、趣味を通してできた仲間とのコミュニケーションは、老後生活を充実させるために欠かせない要素といえるでしょう。
おひとり様におすすめの趣味は以下の5つです。
シニア世代からでも始めやすい趣味ばかりです!
順番に見ていきましょう。
まずおすすめしたいのが、読書です。
読書には新しい知識を得られるだけでなく、脳を活性化させ認知症予防につながるというメリットもあります。
また、お金もあまりかからないため、コスパのいい趣味といえるでしょう。
昔読んだ懐かしい本を読み直すのも良いですし、ふらっと本屋さんに出かけて気になったタイトルの本を購入して読んでみるのもいいですね。
文字が小さくて読みづらいという方には、電子書籍を利用してみてはいかがでしょうか。
文字を大きくして読むことができますし、家にいながらワンクリックで本が購入できてしまうのもおすすめポイントです。
映画や海外ドラマ鑑賞も一人でも簡単に楽しむことができる趣味としておすすめです。
「Netflix」や「Amazonプライムビデオ」などの動画配信サービスを利用すれば、月々千円前後で日本の作品に限らず韓国ドラマや洋画、邦画、アニメなど幅広い種類の映像作品を鑑賞することが可能です。
気軽に始められるため、「だらだらテレビを見てしまう方」や「何か趣味がほしいという方」にもってこいですね。
デジタルシニアが急増している昨今では、インターネットを活用した趣味 も人気があります。
SNSには、
などがあります。
最初は難しいと感じる方も、慣れてしまうと案外簡単に楽しむことができますので、これを機会に何か始めてみるのも良いかもしれませんね。
最初はただ日常をブログにアップしていただけなのに、そこから交流が生まれて友達ができた、なんてこともSNSの醍醐味ですね。
「景色や風景を撮るのが好きな人」は、 この機会に本格的にカメラを趣味にするのもおすすめです。
最近では、キレイな写真の撮り方講座などもありますし、一眼レフのような高いカメラでなくても、スマホで十分にキレイな写真を撮ることが可能です。
「この景色を撮りたい!」という目的でお出かけするのも楽しそうですね。
作品作りが好きな方には、編み物は手芸がおすすめです。
体力に自信がなくてもできますし、作品が完成するごとに達成感が得られるのも編み物の素晴らしいポイントといえるでしょう。
子どもやお孫さんにマフラーや帽子、セーターや小物などを作ってプレゼントするのもいいですね。
没頭して作っている間はあっという間に時間が過ぎていくので、老後生活が充実すること間違いなしです!
ひとりで楽しむ趣味も魅力的ですが、一緒に楽しむ仲間がいると話題も豊富になり盛り上がったり、意見交換もできたり、同じ趣味で思い出を共有できたりと楽しさ倍増です!
順番にみていきましょう。
子どもが成人し、定年退職して夫婦の時間にゆとりができた方には、旅行がおすすめです。
今までに訪れたことのない場所へ行き、その土地の郷土料理を食べ、ゆっくりと温泉に浸かって夫婦水いらずの時間を過ごす、なんていうのはいかがでしょうか。
長距離運転が不安な方は、バスツアーや新幹線での移動がオススメです。
最近では、シニア向けのツアーが充実している旅行会社も増えているため、利用してみるとよいでしょう。
ウォーキングは、夫婦や友達と気軽に始められる趣味です。
ウォーキングには、糖尿病や動脈硬化といった生活習慣病の予防、血行促進、新陳代謝アップ、リラックス効果などのメリットがあります。
夫婦や仲間とおしゃべりしながら歩いていると、あっという間に時間が過ぎていきますし、いい気分転換になること間違いなしです。
何より、身体に負担をかけずに運動不足を解消できるのはいいですよね。
定年退職後は夫婦で過ごす時間が長くなるため、料理を共通の趣味にするのもおすすめです。
普段作らないようなレシピにチャレンジしてみたり、テーマを決めてお互いに料理を作り合ったりと、ちょっとした工夫で楽しむことができますし、会話がはずむきっかけを作れます。
毎日の家事を、負担ではなく共通の楽しい趣味に変えることができるのは大きなメリットですね。
また、人間は食べたもので作られるため、普段口にしているものを見直すことで自分たちの健康について改めて考えるいいきっかけになるかもしれません。
夫婦の仲を深め、お互いの健康にも気を使うことができる料理は、夫婦におすすめの趣味といえるでしょう。
「歌を歌うのが好きな方」は、カラオケもおすすめです。
好きな歌を歌うことでストレス解消になったり、声を出すことで、シニア世代特有の「声が出づらくなる」などの不調を予防することができます。
シニア割引などを実施している店舗などもありますので、歌の趣味の合う仲間と一緒にカラオケ大会などを開催してみるのも楽しそうですね。
脳トレも、自宅で簡単にできる趣味としておすすめです。
脳トレというと楽しくないイメージですが、脳トレ専用のゲームソフトもあり、大人だけでなくお孫さんとも楽しみながら記憶力や思考力を鍛えられる人気コンテンツとなっています。
また、「コミュニケーションによる交流を増やしたい方」には、eスポーツもおすすめです。
eスポーツで有名なゲームとしては、「ぷよぷよ」「フォーナイト」「マリオカート」などがあげられますね。
こちらもお孫さんとわいわい楽しむことができますよ。
今回ここで紹介した以外にも、老後に楽しめる趣味はたくさんあります。
ぜひ色々な情報に目を向け、自分に合った楽しい老後の趣味を見つけてください。
楽しみながら健康も手に入れ、元気に長生きをして、充実した老後の人生を過ごしましょう。