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玄関のバリアフリーのポイントは?手すり、段差をどうするべき?

2020年11月10日(2023年01月22日更新) 老後の暮らし

玄関のバリアフリーのポイントは?手すり、段差をどうするべき?のイメージ画像

「玄関をバリアフリーにしたいけれど、何をすればいいの?」とお困りではありませんか?

実は、玄関をバリアフリーにするポイントは手すりと段差にあるんです!

そこで今回は、バリアフリー初心者にも取り入れやすい手すりと段差解消についてお伝えしますね!

ホッとできる家づくりを目指しましょう!

ポイントは、スロープを作って段差をなくすこと!

玄関のバリアフリーポイントは、玄関口にスロープを作って段差をなくすということです。

スロープとは、傾斜路のことを指します。

スロープを設置する場合、勾配は12分の1を超えないことや表面を滑りにくい素材で仕上げることが定められています。

スロープは何で作るのがいい?

スロープを作る材料としてはレンガ・コンクリート・タイルなどがあります。

それぞれの特徴は、以下の通りです。

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レンガ

洋風の質感を出せるので、おしゃれ。

コンクリート

もっとも頑丈で安心感のある床材。
滑りにくい素材のため、ケガを防止。

タイル

ひび割れや衝撃で壊れやすいが、壊れた部分の取り替えが可能。
デザインが豊富。

最近ではもっとも頑丈な安全性の高いコンクリートで作られるのが主流です。

スロープを設置するメリットは?

スロープを作る一番のメリットは、段差によるけがのリスクが少なくなることです。

車椅子の利用や足腰が弱くなった際、段差はつまずきやケガの要因になりかねませんが、緩やかな斜面であれば、つまずく心配も少なくて安心ですよね。

また、スロープには

  • 手すりがついているもの
  • 手すりがついてないもの

の主に2種類が想定されますが、やはり安全性を考慮すると手すりがついたものの方がオススメでしょう。

玄関の段差をなくすメリット

玄関の段差をなくすメリットのイメージ画像

玄関先にスロープや手すりをつけて段差をなくすメリットは、以下の2つです。

  1. ケガの防止
  2. 玄関が広くなる

それぞれについて見ておきましょう。

ケガの防止

先ほどもお伝えしましたが、玄関の段差がなくなる一番のメリットは「けがの防止」にあります。

なぜなら、高齢者が自宅でけがをする一番の要因が「段差につまずくこと」にあるからです

一般的な玄関では靴を脱いで段差を登らなくてはなりませんが、バリアフリーになればその負担もなくなります。

段差を解消させるだけでも、ケガをするリスクが大幅に下げられますよ。

玄関が広くなる

玄関の段差をなくすことで、玄関自体が広くなるというメリットもあります。

玄関は靴を脱いだり、カバンや荷物を置いたりと、何かとスペースが必要ですよね。

また、カラダが思うように動かない場合には、狭いスペースだとケガをする可能性が高くなってしまいます。

その点玄関がバリアフリーになれば、空間に余裕が生まれますので動き回っても安心です。

また、玄関が広くなることで車いすの移動も楽になります

段差が無ければ玄関から部屋にスムーズに入ることができますし、車椅子の向きを変えたりするのにも役立ちます。

スロープ・手すりの取り付け費用は?

玄関にスロープや手すりをつける費用の目安は、40~50万円です。

これは手すりも設置されている値段となります。

費用の内訳は以下の通りです。

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コンクリートスロープ

25〜30万円前後

手すり

5〜10万円前後

フットライト

約5万円/ヶ所

手すりをつけないとその分費用は抑えられますが、安全面を考慮してスロープが3m以上ある場合には手すりを付けるようにした方が良いでしょう。

まとめ

まとめのイメージ画像

玄関のバリアフリーのポイントは、手すりをつけることと段差をなくすことにあります。

生涯使う玄関だからこそ、自分たちにとって使い勝手の良い空間を作ることが大切です。

リフォームを検討する場合には車椅子を使うことも考慮に入れ、広めに設計してもらいましょう。