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おすすめ脳トレグッズ5選 〜脳の劣化を予防しよう〜

2020年10月09日(2023年01月22日更新) 老後の暮らし

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「脳筋」という言葉があります。

「脳みそまで筋肉」の略で、いわゆる体育系の思考が単純であると揶揄したネガティブな言葉です。

筋肉をそこまで持ち合わせていない筆者としては「あいつは脳筋だ」と言われるレベルの筋肉がむしろほしい、と思ってしまいます。(笑)

しかしこの「脳筋」という言葉。

ただの悪口と言ってしまえばそれまでですが、本質を捉えている言葉でもあります。

なぜなら筋肉は使わないと衰えていきますが、鍛えられる方法がたくさんあるからです。

物事に取り組むとき、脳は楽な方法を好むといわれています。

頭を使っていない時間が長いと、歳を取るにつれて弱ってしまいます。

筋肉も使わなすぎると、いざ運動したときに筋肉痛になりますよね。

そこで頭を使う方法の1つ、脳トレについてご紹介いたします。

これから紹介する脳トレグッズを使って脳を活性化させましょう。

楽しみながら脳を鍛えるキッカケになること間違いなしです!

脳トレが必要は理由とは?

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楽しい脳トレグッズについてご紹介させていただく前に、頭を使わない状態が続いて脳が劣化してしまうとどうなるのか?

そして、それを防ぐ為に意識するべきポイントについて触れていきます。

脳が劣化してしまうと、どうなる?

頭を使わずに脳が劣化してしまうと、記憶障害や判断力の低下、嬉しさや楽しさなどを感じにくくなるなどの症状を引き起こします。

記憶障害が起こると、人名や物の名前を忘れてしまったり、記憶できなくなったりしてしまい、日常に支障をきたします。

体験した事柄の一部を忘れてしまう段階であれば加齢による物忘れなのですが、認知症となってしまった場合は自分が体験した出来事そのものを忘れてしまいます。

例えば「夕飯、何食べたっけ?」は加齢による物忘れ、「そもそも夕飯、食べたっけ?」は認知症の可能性が高いといえます。

判断力が低下すると今いる場所が分からなくなったり、時間や日付が分からなくなり、迷子や徘徊の原因となってしまいます。

気が散って一つの物事に集中しづらくなります。

感情が乏しくなると何事にも意欲を感じられなくなり、毎日を過ごすことが億劫になってしまいます。

頭を鍛える時に意識すべきこと

上記に挙げた様な症状を引き起こさない為には、脳を鍛えることが重要です。

脳内科医・医学博士である加藤俊徳氏によると、脳はその働きに応じて8つの脳番地に分かれているといわれています。

それぞれの番地に合わせて楽しみながら発達させることで脳の老化を防ぐことができます。

脳番地は、以下8つに区分されています。

  1. 物事を考える力や判断する力を司る「思考系脳番地」
  2. 自らの感情表現と他者の感情理解を司る「感情系脳番地」
  3. 話したり伝えたりする能力を司る「伝達系脳番地」
  4. 体を動かす能力を司る「運動系脳番地」
  5. 外界からの物事や言葉を理解する能力を司る「理解系脳番地」
  6. 耳への情報を聞き取ったり聞き分けたりする能力を司る「聴覚系脳番地」
  7. 情報を見たり動きを捉えたりする能力を司る「視覚系脳番地」
  8. 物事を覚えたり思い出したりする能力を司る「記憶系脳番地」

これらの脳番地を楽しく鍛える1つの手段として脳トレがあります。

次に紹介する脳トレグッズを参考にしてみてください!

脳を鍛えるためにオススメしたい脳トレグッズ5選

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脳トレグッズには様々なものがあります。

ゲーム端末を用いた脳トレソフトなども人気ですが、今回は目への優しさを考慮してオフラインで使えるものを5つ選んでみました。

数独ボード

パズルの代表格の「数独」です。

ナンバープレイス、もしくは略してナンプレとも呼ばれています。

数独ボードを説明する前に、数独のルールについて簡単に説明しておきましょう。

ルールはシンプル。

3×3のブロックに区切られた9×9の正方形の中に、1〜9の数字(0は不使用)をあてはめます。

そして縦9列、横8行、3×3の各ブロックいずれにも、1〜9の数字を1つずつ入れます。

本や新聞などに載っている数独を解いたことのある人は多いのではないでしょうか。

とても有名な数独ですが、実は「数独ボード」と呼ばれる道具を使って遊べることをご存知でしたか?

数独ボードは、数字が書かれた木製のピースを型にあてはめて数独を楽しむことができるボードを指します。

紙に書く数独と違い、あてはめる数字を間違えたときに数字を消して書いての繰り返しが必要なく、やり直しがすぐに可能です。

また、ピースが大きくて見やすいので複数人で遊ぶこともできます。

ぜひ友達や家族と遊んでみてください。

数字を配置していく過程で思考系、記憶系の脳番地を鍛えることに繋がります。

ロンポス

ロンポスにはたくさんの種類があるのですが、大きく分けて2種類あります。

1つはピースを型にはめる平面パズル。

そしてもう1つはピラミッドをつくる立体パズルです。

他にもさまざまなレベルが用意されており、自分に合った段階から遊べるのが特徴となっています。

ロンポスは、ピースを様々な角度から見て形を考えることで視覚系、思考系の脳番地を鍛えることが可能です。

特に立体型のものは、空間把握能力を鍛えられるのでオススメです。

ウボンゴ

ボードゲームは頭を使う物が多く、脳トレに適しています

そんなボードゲームの中から、「ウボンゴ」というボードゲームを紹介します。

ボードに書かれた枠にピースをはめていき、最初にできた人が「ウボンゴ!」と叫び宝石を獲得します。

9ラウンド行い、一番価値のある宝石を集めた人が勝ちです。

ウボンゴは1人でも遊べますが、4人まで対戦可能なゲームなので、家族や友達と一緒にやるのがオススメです。

スピードが重要なこのゲーム。

プレッシャーの中、楽しみながら思考力や判断力を高められます。

勝負事でドキドキしながら感情系番地を鍛えましょう。

積み木

積み木は小さい子どもが遊ぶものだと思っていませんか?

そんな常識を覆したのが「tumi-ishi」「ROCk」などの木製積み木です。

こちらの積み木は重さ、角度、摩擦係数、木目を計算しながら積み上げることで、バランスと創造感覚を養うことができるのです。

多面体がランダムに切られており、何通りもの積み重ね方があります。

観察・想像・思考を繰り返して様々な積み方を見つけてみましょう。

見て、触って、考えることで視覚系脳番地や思考系脳番地を鍛えられます。

ジグソーパズル

ジグソーパズルをやったことがある人でも、完成させたら家に飾るだけという場合が多いのではないでしょうか。

そこでおすすめしたいのが、“1000 Colours”、”ホワイトパズル”、そして“Fractal Jigsaw”の3つです。

「1000 Colours」は、1つ1つの色が異なるピースを組み合わせ、グラデーションを作るジグソーパズルです。

完成させる過程で色に対する感覚を同時に養うことができます。

宇宙飛行士の試験にも使用され、漫画「宇宙兄弟」にも登場した「ホワイトパズル」は、全部真っ白のピースでできています。

形だけを頼りにピースを完成させていくジグソーパズルです。

「Fractal Jigsaw」は、フラクタルと呼ばれる幾何学模様をあてはめていくジグソーパズルで、一般のジグソーパズルより遥かにピース数は少ないものの、とても難しいです。

いずれも「飾りたい」より「解きたい」の気持ちが大きくなるでしょう。

数少ない手がかりを元にピースを組み合わせていく中で視覚系脳番地や記憶系脳番地を鍛えましょう。

まとめ

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筆者がオススメする脳トレグッズを5つ紹介しました。

ぜひ上記のグッズを使って、楽しみながら頭の体操をしてみましょう。

最後に、忘れないでいただきたいことがあります。

それは、脳を鍛える方法は1つではないということです。

今回ご紹介した脳トレグッズはあくまでも1つの手段。

人によっては合わない場合もあるかもしれません。

脳を鍛える方法は、グッズを使うだけではありません。

散歩をして運動系脳番地を鍛えたり、ラジオを聴いて聴覚系脳番地や理解系脳番地を鍛えたり、ブログを書いて伝達系脳番地を鍛えたりなど、さまざまです。

何よりも大切なのはやっていて楽しいことをするということです。
自分に合った方法で楽しく脳を鍛え、頭の中からアンチエイジングをしていきましょう。