見ているだけで癒しを与えてくれるペットたち。
家で飼っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、「可愛いから」や「癒されるから」だけの理由で飼うのは良くないかもしれません。
ペットには命があるのはもちろん、気持ちもあります。
ですから、家族の一員として責任を持って育てていくことが大切です。
今回は、マクロミルの調査をもとにペットについて考えてみましょう。
これから犬や猫を飼おうと思っている人はぜひ参考にしてくださいね。

3割以上もの人がペットを飼っている

20歳以上の男女1万人を対象に行った今回の調査では、自宅でなんらかのペットを飼っている人が3割以上もいることがわかりました。
以前からペットとして人気の『犬』をはじめ、ネコノミクスという言葉まで誕生した『猫』、水槽で飼うことができて、泳ぐ姿に心が和む『魚類』など、さまざまな動物がペットとして飼われています。
家に帰ったときにペットが迎えてくれれば、仕事の疲れも一気に吹き飛びそうですよね。

ペットを飼っているのは『持ち家』が多い

ここからは、犬または猫を飼っている人に限定した調査結果です。
犬・猫を飼っている人の住まいの形態は、持ち家一戸建てが圧倒的に多く、次に持ち家マンション、賃貸一戸建てという結果に。
マンションや賃貸にはペット不可のところも多いのが理由でしょうか。

犬より猫のほうが複数飼う人が多い

飼っている犬・猫の頭数はどちらも1匹がもっとも多く、2匹、3匹…と頭数が増えるほど飼う人は減っていきます。
しかし、今回の結果から猫は犬に比べて複数飼う人が多いことがわかりました。
猫は吠えることがなく毎日の散歩も必要ないので、2匹以上でも飼いやすいのかもしれませんね。

ペットにも『もしものときの備え』は必要？

ペットの万が一に備えている人は8割以上。
かかりつけの動物病院を決めている人が多く、貯金や迷子札の装着、ペット保険の加入と続きます。
犬や猫も人間と同じように、いつケガや病気をするかわかりません。
そんなとき、ペットのことをよく知っている医師や看護師さんのいる病院があれば、安心して診てもらうことができますね。

さらに、治療のためのお金を準備しておいたり、迷子札を装着したりする人もいます。
また、半数近くの人が、災害に備えた準備をしている、もしくは検討しているようです。
地震や洪水などの災害は急に起こります。
そのときに慌てないためにも、人間用と同じようにペット用の避難グッズも用意しておきたいですね。
避難訓練の際にはペットも一緒に行動し、災害に備えることも大切です。

飼い主の『万が一のとき』はどうする？

万が一の備えについては、ペットのことはきちんとしているのに、飼い主自身のことはやっていないという人が多数います。
検討しているにもかかわらず実施していないのは、「自分は大丈夫だろう」と楽観して後回しにしてしまっているからかもしれませんね。
自分に何かあったときのために、ペットの面倒を見てくれる人を探しておいたり、ペット用に貯金しておいたりすることも忘れないようにしましょう。

ペットにかかる費用とペット用の貯金

これから犬や猫を飼いたいと思っている人は、費用のことも気になるのではないでしょうか。
調査では、食事やシャンプー、医療費、保険料など飼育にかかる費用1か月のトータルは、犬が9,713円、猫が6,754円という結果になりました。
犬のほうが、ペットフードやシャンプー・カット・トリミングなどにお金がかかるようです。
また、ペット保険の月額平均（1匹あたり）は、犬が3,169円、猫が2,747円でした。

ペットのお世話で子どもの心が成長

ペットを飼うことは子どもの情操教育にも良いと言われています。
犬や猫のお世話をすることで、子どもは命の大切さを知り、思いやりや責任感が育つそうです。
ペットが、私たちを癒し和ませてくれるのはもちろん、子どもの心まで成長させてくれることは、親にとってうれしいことですよね。
そして、なによりペットとの暮らしは、家族の会話と笑顔を今まで以上に増やしてくれることでしょう。