
同性カップルだから…と家の購入を諦めていませんか?
最近ではいろいろな場面で『LGBT』という言葉を耳にするのではないでしょうか。
新聞やテレビでも多く取り上げられ、認知度も高くなってきています。ある調査では65%もの人がLGBTを知っており、同性婚を認めても良いと考える人も多数いることがわかりました。
しかし、日本ではまだ日常生活においてLGBTが抱える問題は少なくないようです。そんな中、ソニー銀行は新たな取り組みを開始しました。どんなものなのか見ていきましょう。
同性パートナーと住宅ローンが組めるように

多様性が認知されてきている
多様な価値観を尊重し、それぞれの個性を認め合うことを理念の1つとしているソニー銀行は、住宅ローンにもその考えを取り入れ2018年4月2日より新サービスを開始。これにより、同性パートナーと共に住宅ローン契約ができるようになりました。
LGBTであるためにローンを組むことができず家の購入を諦めたり、理想の暮らしができなかったりということが今後は減っていくのではないでしょうか。
住宅ローン契約に必要な書類をチェック
同性パートナーと住宅ローンを組む際には次の書類が必要です。契約前にしっかり確認して漏れのないようにしましょう。
- 任意後見契約(※1)と合意契約(※2)に係る公正証書の正本または謄本のコピー
- 任意後見契約に係る登記事項証明書(※1)のコピー
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上記の2点もしくは、東京渋谷区が発行する『パートナーシップ証明書』のコピーが必要です。
(※1)・・・2人が相互に相手方を任意後見受任者とする公正証書を作成し登記します。この任意後見契約により、本人の判断能力が不十分になったときの生活や療養看護、財産管理などの事務を任意後見受任者(ここでは一緒に住宅ローンを契約するパートナー)が、本人に代わり行えます。
(※2)2人が愛情と信頼に基づいた真摯な関係であること。また、2人が責任を持ち協力し合いながら共同生活を送り、生活費を分担する義務を負うこと。それらを明記した公的証書を作成します。
広がるダイバーシティ活動

誰もが自分らしく暮らせる社会に
ソニー銀行ではLGBTへの取り組みの他にも、女性社員の活躍推進や両立支援、障がい者への理解、雇用促進などダイバーシティ(多様性)に配慮した取り組みが行われています。
そういった考え方や活動がさらに広がれば、誰もが活躍できる社会が誕生するのではないでしょうか。政府は働き方改革などと合わせて、多くの企業で取り組んでもらいたい課題かもしれません。
ひとりひとりが自分らしく暮らせる社会が理想
「自分は少数派だから…」と尻込みすることなく、理想の生き方ができれば素敵ですよね。今回のソニー銀行の取り組みも、LGBTが自分らしく生きるための1つの道筋と言えるでしょう。
性別関係なく、誰もが好きな人と家を購入し毎日を楽しく過ごせる社会が、今後ますます広がっていきそうです。
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