風水は古代中国からはるか昔に伝わってきましたが、日本で独自の発展を遂げたとされています。
その中には、九星気学の考えも取り入れられています。
今回は、2017年の引っ越しの方角について九星気学の観点からお伝えしていきます。
■風水と引っ越しの関係って?
九星気学が根底に
日本の風水の考え方には、九星気学から来ているものがあります。
運気は動いており、旅行や引っ越しをするのは避けた方がいい方角があるという考えです。
その年によって、誰もが影響を受ける方角とその人自身が影響を受ける方角とがあります。
特に誰もが影響を受ける方角は凶方位といって避けなければならないとされています。
毎年変わる方位
風水で引っ越しに避けなければならない方位は毎年変わります。
また、ご自身の持つ九星によっても、吉方位や凶方位が異なります。
もっとも、その年では人々に共通する方位があり、かなり凶の気が強いため、その方位への引っ越しや旅行は避けるべきと言われています。
アナタにとっての吉方位は?
吉方位に引っ越しをすると、運気の流れが良くなると言われています。
生まれた年などによって吉方位は異なりますので、運気をアップさせたい場合は吉方位へ引っ越してみましょう。
■2017年に引っ越す時、避けるべき方位
風水の暦の考え方は立春(節分)から新しい年が始まります。
そのため、ここで述べる「避けるべき方位」は2017年2月4日から2018年2月3日までのものです。
2017年の凶方位は、北・東・南
2017年2月4日からの凶方位は北・東・南の3方向です。
それぞれ見ていきましょう。
・北=暗剣殺方位
暗剣殺方位は、不吉な方位とされているものです。
他人とのトラブルが多く起こるとされています。
・東=歳破方位
歳破方位は、運気が下がりやすい方位とされているものです。
交渉トラブルやケガ・交通事故が起こりやすい方位です。
・南=五黄殺方位
五黄殺方位は、最も凶方位とされているものです。
病気や破産などが起こりやすくなるとされ、この方位に引っ越してはいけません。
吉方位はどう?
2017年の吉方位はそれぞれの九星によって異なります。
このほか生まれた年によっても異なり、両方の吉方位が最大の吉方位とされています。
- 一白水星:南西、北東、西
- 二黒土星:南西
- 三碧木星:南東、北東
- 四緑木星:南東、西
- 五黄土星:北西、南東、南西
- 六白金星:南西、北西
- 七赤金星:北西
- 八白土星:南西、北西、南東
- 九紫火星:西、北東
転勤などでどうしても引っ越ししなければならないときは、引っ越しするときに途中で宿泊するなどして方向を変えるという方法もあります。
■良い物件を見極める方法
風水的に良い物件を見極めるポイントをご紹介していきます。
・長方形のお部屋を
引っ越す方位が決まったら、物件を探します。
実際のお部屋選びの風水的なポイントは、長方形や正方形のお部屋を探すことです。
部屋のつくりに出っ張りやへこみがあるのは「欠け」がと呼ばれ、気の流れが良くないものです。
東西に長い長方形の形の部屋がいいのですが、見つからなければ南北に長いものを探してみるのをおすすめします。
・鬼門に注意
風水において鬼門は重要ポイントとなります。
鬼門の場所である北東に玄関があるお部屋は絶対に避けるべきです。
水回りが鬼門に当たる場合も避けた方がいいでしょう。
・場所や建物の形にも注意
風水の考え方で言うと、行き止まりの場所や建物の形が変わっているものは避けたほうがいいでしょう。
・ワンルームの場合は良い物件は難しい
ワンルームの場合、入口から向かいの窓まで一直線の間取りは、風水インテリアとして良くないものです。
といっても、細かいところにこだわりすぎると選べる部屋がなくなります。
他の条件がクリアしているならば仕方がない部分があります。
この場合には、玄関とお部屋に衝立などを置くなど仕切りをするといいでしょう。
・雰囲気をつかむ
風水的にいい気が流れている物件は、住んでいる人が過ごしやすいため、穏やかに暮らせていることが多いのです。
そこで、その物件に住んでいる人の雰囲気をチェックしてみましょう。
住む場所は、気の流れが良い場所であれば運気もアップします。
反対に気の流れが良くない場所は、どんなに努力したとしても限界があります。
運気がアップするいい物件を選んでいきましょう。