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いまさら聞けない!家の間取りと面積単位について教えます

2017/07/21

自分に合った間取り選びの手助け。

自分に合った間取り選びの手助け

お部屋探しのチラシや物件情報でよく見かける、DKやLDKなどという単語。初めて見る方には、何を意味しているのか分かりにくいでしょう。

また、「ご希望の間取りは?」という質問は、不動産会社に物件を探しに行ったら必ず聞かれます。自分の希望をスムーズに伝えるためにも、間取りや部屋のサイズをしっかりと理解することは大切。
本記事では、そんな間取りや面積の単位についてご紹介します。

このアルファベットは何?間取りの1Rや1K、2LDKの意味

間取りとは、部屋の配置のことです。間取りを表現する際は、数字やアルファベットを使うことが一般的です。

数字

部屋の数を表します。例えば、1Rなら部屋は1つ、2Kなら部屋は2つという意味です。続いてアルファベットの持つ意味を見ていきましょう。

R

『R』は、room(ルーム)の頭文字です。居室とキッチンが、1つの空間にある間取りです。

1Rの間取り図

コンパクトに住みたい一人暮らしにお勧めの間取り

K

『K』はkitchen(キッチン)の頭音字です。1つの部屋と、別にキッチンが設けられています。例えば、1Kという表記だと『一つの部屋+キッチン』で構成されていることを意味します。

1Kの間取り図

コンパクトなのは1Rと一緒ですが、キッチンが別部屋なので料理をする一人暮らしにオススメの間取り

DK

『DK』は、Dining Kitchen(ダイニングキッチン)の頭音字です。ダイニングとは、食事をするスペースを言います。例えば1DKだと『一つの部屋+ダイニングキッチン』で構成されているという意味になります。

1DKの間取り図

キッチンを広々使いたい方にお勧め

LDK

『LDK』は、Living Dining Kitchen(リビングダイニングキッチン)の頭文字です。リビングとは、居間のような、家族の生活の中心となるスペースを言います。
一見DKと変わらないように見えますが、DKとの違いは、DK/LDKのスペースの広さです。

間取り 居室(寝室)1つ 居室(寝室)2つ
LDK 8畳以上 10畳以上
DK 4.5畳以上 6畳以上

LDKは、居室(寝室)数が1部屋の場合8畳以上、2部屋だと10畳以上が表記の基準になります。一方DKの表記基準は、居室(寝室)数が1部屋だと4.5畳2部屋だと6畳以上となり、LDKより少し小さくなります。

※公益社団法人 首都圏不動産公正取引協議会参照

1LDKの間取り図

広々とした一人暮らしはもちろん、同棲にもおすすめの間取り

1LDKとは、このようなイメージです。

SLDK

SLDKの『S』は、Service Roomの頭文字です。一人暮らしだと聞きなれないサービスルームですが、最近ファミリー向けの物件では増えつつあることをご存知でしょうか?

サービスルームとは、窓や換気などが基準以下(※)のために、居室として認められない部屋です。その広さ・明るさは様々で、収納としてしか使えない場合もあれば、工夫すれば居室として使えそうな場合もあります。

ファミリー向けの間取りLDK

ファミリー向けの間取りLDK

※建築基準法では、窓の大きさが居室床面積の7分の1以上ない場合、居室として認められません。

部屋の面積を表す単位について

畳と帖の違い

どちらも『じょう』と読みます。決まった定義づけはなく、昔は和室が多かった事から『畳』が使われ、時代の流れで洋室が主流になっていくにつれて『帖』が使われるようになりました。現在では、和室が『畳』洋室が『帖』として使われるようです。

畳のサイズの違い

地域によって一畳の大きさが異なる場合があります。それぞれの呼び方とサイズを見ていきましょう。

◆京間

京間は、京都をはじめ関西方面で利用されます。
サイズ:【955mm × 1,910mm】(3尺1寸5分 × 6尺3寸)

◆中京間

中京間は、岐阜、名古屋をはじめとする中京地方で利用。このほか、岩手、山形、福島、北陸、沖縄の一部の地方でも利用されています。
サイズ:【910mm × 1,820mm】(3尺 × 6尺)

◆江戸間

江戸間は、東京をはじめ関東地方と全国各地で」利用。関東間、田舎間と呼ばれる場合もあります。
サイズ:【880mm × 1,760mm】(2尺9寸 × 5尺8寸)

◆団地間

団地間は、アパートやマンションなどの集合住宅で利用されます。
サイズ:【850mm × 1,700mm】(2尺8寸 × 5尺6寸)

一畳の基準はどうなっているの?

このように様々なサイズの『一畳』がありますが、現在の基準は縦・横910mm×1820mmです。

尺貫法とは

日本古来の計量法で、古代中国が起源です。現在ではメートル法が普及しています。ですが、今も住宅購入する際に1坪に対して〇〇万円という表記の仕方が主流であり、そこで私たちが普段使っているメートル法に直すと以下のようになります。

 

《尺貫法》
一寸(イッスン) 約3cm
一尺(イッシャク) 約30cm
半間(ハンゲン) 約91cm (畳”中京間”の短い方の長さ)
一間(イッケン) 約182cm (畳”中京間”の長い方の長さ)
一坪(ヒトツボ) 3.3㎡ (畳2枚分の広さ)
平米(ヘイベイ) 1㎡(100×100cm)

尺貫法を覚えておくと、家を購入する際などに家の面積の把握がしやすくなるでしょう。

尺貫法や間取りを覚えて希望を伝えやすくしよう

指に驚いた顔の落書き

暮らしたい家のイメージを固め、住んでからこんなはずじゃなかった!を防ぎましょう


私たちの普段の暮らしでは、メートル法が最もなじみ深いでしょう。しかし、不動産業界では尺貫法が一般的に使われています。より理想的な住まいを探すためにも、間取りや尺貫法を覚えておいて損はありません。
近々不動産屋さんに行く用事があるという方、ぜひお役立てください。

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