近年話題のエコな住宅『ZEH(ゼッチ)』にも欠かせない断熱。
断熱がしっかりしていると、エアコンの効きも良く、消費電力の削減にも貢献してくれるでしょう。
消費電力が減れば、家計にも環境にも優しくなります。
近年では当たり前になってきた断熱ですが、いまだに家の中の環境に不満を覚えることも。
ここでは、断熱施工ができる場所、断熱しているのに不満を覚える場所、快適に過ごすための3つの工夫についてご紹介していきます。
ZEHって何?
ZEHについては、以下で簡単に説明しています。
ZEHって何?
経済産業省資源エネルギー庁の公式サイトも参考になりますよ。
断熱ってどこまでできるか知ってる?
内断熱・外断熱という言葉くらいは聞いたことがあっても、住まいのどこからどこまで断熱が可能か知らない。
そんな人もいるでしょう。
断熱は、住まい全体で可能です。
外壁はもちろん、屋根、天井、床まで。
断熱の歴史はまだまだ浅く、断熱材を設ける奨励が始まったのは1979年です。
だからでしょうか。
住まいの冷えや暑さに不満を持つ人は少なくありません。
夏も冬もトイレが断トツで不満
旭化成建材株式会社快適空間研究所と株式会社旭リサーチセンターが行った調査によると、住まいの快適さに不満を覚えるのは主に夏と冬。
夏は台所・トイレが、冬は、洗面所・浴室・トイレが不満足度の高い場所となるようです。
身に覚えのある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
逆に、どのような状態になっていれば夏も冬も快適に過ごせるのでしょうか?
これが快適!満足できる環境ベスト3
どのような環境になっていれば快適な住まいだと感じられるのでしょうか?
調査結果からベスト3を抜き出してみました。
夏に満足できる環境ベスト3
- 風通しが良い…47.1%
- 冷房の効きが良い…45.2%
- 日差しが避けられる…23.9%
冬に満足できる環境ベスト3
- 日当たりが良い…55.5%
- 暖房器具の効きが良い…52.9%
- 隙間風がない…30.8%
だからイヤ!不満足な環境ワースト3
逆にどのような環境だと不満を持つのでしょうか?
今度はワースト3を抜き出してみました。
夏の不満足な環境ワースト3
- 冷房しないと暑い…79.9%
- 1、2階の温度差がある…35.2%
- 冷房している部屋とそれ以外の部屋で温度差がある…33.8%
冬の不満足な環境ワースト3
- 暖房しないと寒い…82.0%
- 暖房している部屋とそれ以外の部屋で温度差がある…46.0%
- 1、2階の温度差がある…34.7%
夏・冬ともにトイレが断トツで不満足な場所になるのも頷ける結果ですね。
かといって、トイレにわざわざエアコンを設置するという方も少ないでしょう。
少しでもトイレを快適にするためにはどうしたら良いのでしょうか?
少しでもトイレを快適にするための3つの方法
1.見た目を変えて気分を変える
照明やマット類の色を変える方法です。
夏は青っぽい色か白っぽい色にしましょう。
クール色、フレッシュ色、ナチュラル色、マイルド色などと呼ばれるカラーです。
マット類も寒色~中間色にすると、見た目が涼しげになります。
冬の照明は、オレンジ色のものにしましょう。
ウォーム色、リラックス色などと呼ばれるカラーです。
マット類は温かみのある色がおすすめ。
2.すだれやカーテンで遮熱
トイレに窓があるなら、すだれやカーテンで温度を調整するのも1つの方法です。
夏はすだれで涼しく、冬はカーテンで保温が期待できます。
3.扇風機やミニヒーターを導入
夏は卓上用のミニ扇風機を、冬はミニヒーターを導入することで暑さ・寒さを和らげる方法です。
選ぶなら、人感センサー付がおすすめ。
自動的に扇風機やミニヒーターがついてくれたら、それだけでも不快感がやわらぐでしょう。
断熱にこだわって快適な家づくり
さまざまな工夫で家の中をより快適にすることは可能。
しかし、最初から快適な住まいであれば、快適づくりのために頭を悩ませる必要もありませんよね。
マイホームを検討中なら、断熱やZEHにこだわってみてはいかがでしょうか。
地球にも家計にも家族にも優しい住まいとなることでしょう。
今回の調査結果詳細は以下よりご確認いただけます。
http://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/news/2017/pdf/co170630.pdf
ぜひ、快適な住まいづくりにお役立てください。