最近、よくメディアなどで耳にする『※2025年問題』。
※約800万人いるとされる団塊の世代が後期高齢者になり超高齢化社会へ突入する問題
後々のことを考えて、住まいをバリアフリー化した人、しようとしている人も多いと思います。
玄関のスロープ化、手すりの追加、段差の削除、余裕があれば介護ベッドの購入までは行なっても、トイレまではなかなか手が回らないのではないでしょうか。
毎日必ず使用するトイレ。
介護する側、される側共通の悩みで上位にくるのが排泄介助です。
そこで注目なのが、株式会社TOTOが10月2日に発売を開始する、双方に嬉しい福祉機器『ベッドサイド水洗トイレ』。
4年ぶりにモデルチェンジした新しい機能をご紹介します。
『ベッドサイド水洗トイレ』の嬉しい5つの特長
今までの介助では、基本的にトイレまで連れて行ってあげて、手伝ってあげていたりしました。
本当は、介護される人も様々で、トイレには行けないが、座って自分でできる人。
トイレまで行くことはできるが、服を脱いでできない人、いくつかのタイプに分けられます。
そんな様々なタイプの人でも、安心して使用できる設計なのが、『ベッドサイド水洗トイレ』です。
戸建住宅・高齢者施設(居室)向け『ベッドサイド水洗トイレ』
希望小売価格:398,000円(税抜、設置・工事費別途)
寸法:幅698mm×奥行き871mm×高さ709mm
構成(同梱品):本体、ペーパーホルダー、リモコン、給排水継手部材一式
URL:http://www.toto.co.jp/products/ud/bedsidetoilet/index.htm
1.処理の手間がなくなり気持ちが楽
介護する人、される人の1番の悩みが排泄後の処理。
お互いの気持ちがわかるからこそ、解決しにくい問題でした。
たまに手に付着することもあり、毎回処理が大変。
下の世話をやってもらうのは、とても申し訳ない。
そんな、問題をスッキリ水に流してくれるシステムを導入することで、通常の水洗トイレのように使え、臭いも少なくなりました。
2.状況に合わせた設置が可能
今までの簡易型トイレは重く、排泄後の移動がとても大変でした。
幅も大きく、設置するには十分なスペースが必要になり、設置したくてもできない家庭や施設が多数ありました。
モデルチェンジした『ベッドサイド水洗トイレ』は、従来品より奥行きを約13cm短く、質量を約16kg減(82kgから66kg)と小型軽量化。
後部にキャスターも搭載しているので、1人でも移動が楽です。
3.日頃のメンテナンスも容易
たまに水に流すことのできない物(ガーゼ、尿取りパッドなど)を落としてしまうことがあります。
従来は、詰まったら空気でむりやり押し流すだけでしたが、パネルを開けて容易に取り出すことが可能になりました。
4.利用者のことを考えたシステム
TOTOの登録商標である『ウォシュレット』や、様々な機能を盛り込みました。
排泄処理で問題になってくるのが、いかに清潔に後処理を行えるかです。
温水でおしりを洗うことができ、暖房便座付きで、冬でも暖かく使用できます。
リモコン付きなので、手元で楽に洗浄ができるのも嬉しい。
便器をフチなしにすることにより、拭き残しをなくして、常に清潔で使用することができます。
排泄処理には、『トルネード洗浄』を採用することで、少ない水量で洗浄できるようにしました。
座った状態のバランスの確保や、立ち上がりのサポートに役にたってくれます。
アームレストは、はね上げることができるので、介助やアプローチの際も邪魔になりません。
5.制度を利用してお財布にもやさしい
便利で高機能だからこそ、どうしても金銭的な負担が大きくなってしまいます。
設置したくても、他に費用がかかることを考えると、介護用トイレの設置はどうしても後回しになってしまいがちです。
『ベッドサイド水洗トイレ』は、介護保険制度の特定福祉用具・特定介護予防福祉用具 購入対象品なので、制度を利用して割安で設置することができるので安心。
制度について詳しくは、下記サイトを参考にしてみてください。
介護保険制度について
http://www.toto.co.jp/products/ud/img/kaigohoken.pdf
水まわりを考慮したバリアフリー空間を考えるWEBマガジン
水まわり空間を提供してきた『TOTO』だからこそできる、使用者に配慮したバリアフリー空間を研究し提案しています。
WEBマガジンでは、生活を柔らかくする女性ならではのユニバーサルデザインの公開、見守り支援システムを取り入れたトイレの安全など、これからの空間作りに役に立ってくれる記事が満載です。
URL: http://www.toto.co.jp/ud/index.htm
おわりに
今、世界中で問題になっている老々介護。
助けてあげたくても、動くことがままならずできないことが増えてきます。
仕方がなく、子どもに手助けしてもらっているのが現状です。
その中でも、できるだけ自分で行いたいのがトイレではないでしょうか。
いくら自分の子ども、孫だったとしても多少の抵抗感はあります。
介護される側、介護する側、両方のためにも今のうちに新しくしておくのも良いかもしれませんね。