鍋、おでん、こたつ、エアコンのきいた部屋…など。
ぬくもりが恋しい季節になりました。
ところでみなさん、お風呂はどうされてますか?
普段はシャワーだけでも、寒い季節は湯船につかるという人も多いかもしれません。
しかし、入浴方法によってはヒートショック(*)のリスクが上がってしまうことをご存知でしたか?
より安全で健康に優しい入浴方法は、手抜き風呂なのだとか…。
しかし、手抜き風呂っていったいどんな入浴方法なのでしょう?
リンナイ株式会社が行った「入浴習慣」に関する意識調査と、東京都市大学人間科学部教授であり医師・医学博士でもある早坂信哉先生(以下早坂先生)によるコメントをご紹介します。
*ヒートショック…温度差によってショック症状が起きること。温かい部屋から寒い廊下へ出るだけでも起きることがあります。
約3割が入浴でヒートショックの危機に!
まずは、4つの入浴タイプをご覧ください。
この中で最も健康へのリスクが高い入浴方法は、右上の熱中症風呂。
熱中症風呂は、ヒートショックのリスクだけでなく、熱中症のリスクまであるそうです。
寒い夜に熱いお風呂はたまりません。
しかし、健康へのリスクは低減したいところ。
入浴方法を工夫すれば良いそうなので、早坂先生のコメントを参考に気を付けていきましょう。
一方、最も安全で健康に優しい入浴方法は、健康手抜き風呂。
40度のお湯にたった10分つかるだけでOKという、健康手抜き風呂。
寒いけれど、忙しいからついシャワーで済ませてしまう…という人でも、これなら実践できそうですね。
しかし、毎晩半身浴を実践しているという人には物足りなく感じてしまいそうです。
半身浴はどうなのでしょうか?
半身浴はダメなの?
半身浴とは、40度以下のお湯に20~30分間、半身(みぞおちのあたりまで)だけつかる入浴方法です。
一時期話題になりましたし、今でも美容のために実践しているという女性も多いかもしれません。
しかし、早坂先生によると、脱水やのぼせ、乾燥のリスクがあるそう。
とはいえ、のんびりバスタイムが至福の時という人もいますよね。
入浴前に水分を取ったり、半身浴は週末のみにするなど頻度を減らしたりして、健康にも配慮しながらバスタイムを楽しみましょう。
浴室や脱衣所にも暖房を
ヒートショックは小さな子どもや高齢者が気を付けるべきもの、と思っていませんか?
実は、若い人でもヒートショックになる可能性はあります。
しかし、「浴室や脱衣所に暖房なんてない」という家庭が多いことも事実です。
健康のためにも、あまり邪魔にならず設置しやすいミニヒーターなどの暖房器具を検討されてはいかがでしょうか。
ちょっとした工夫で家族の健康を守ろう
これからマイホームを買おうと検討しているなら、浴室や脱衣所の空調にも気を配りたいですね。
しかし、予算や間取りの都合上、浴室や脱衣所にまでエアコンをつけられない!という人もいるでしょう。
その場合には、断熱効果の高いZEHを検討するのも1つの方法です。
平成28年度よりZEH支援時事業として補助金制度も始まっています。
家族の健康を守るためにも、家の快適に目を向けてみましょう。
なお、今回の調査結果詳細は以下よりご欄いただけます。
URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000015237.html