すみかる住生活版

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【マンガ】寝ても覚めても、おっぱいでいっぱい! 現代における頻回授乳“あるある”9選【松本えつをの子育てあるあるvol.42】

この連載は、かつて、クリエイターならではの切なさや怒りの感情をマンガで表現し、多くの共感を呼んだ “ クリエイターあるある in 日影工房 ” のスピンオフ企画。日影工房の主要メンバーであり、「仕事の機会を奪われがちな女性をサポートしたい!」という想いから生まれたウーマンクリエイターズカレッジの創設者でもある松本えつを(役名:きのこ)さんが自身の出産体験を元に、ニッポン人女性の視点から妊娠・出産・育児にまつわる「あるある」をお届けします。(いえーる すみかる編集部)

> 松本えつをの子育てあるある 他の記事はこちら

……おっぱい……おっぱい。zzz……むにゃむにゃ……おっぱい。
四六時中、それこそ寝ても覚めても、頭の中は「おっぱい」のことでいっぱい。

そう、今回は、産後まもなくの「頻回授乳」のお話だよ。

頻回授乳とは、3時間や2時間、場合によっては1時間未満……っていうか、ようは「赤ちゃんが欲しがるたびに欲しがるだけいくらでも、おっぱいを飲ませてあげること」を指す。

1日に8回以上の授乳をするかどうかが頻回授乳と通常の授乳の境い目とされているが、人によっては1日に20回近くあげるケースもあるようだ。
こうなるともう「24時間営業のミルクスタンド」と言っても過言ではない。

近年の産婦向けの育児指導では、ひたすら母乳育児の素晴らしさや大切さが伝えられている。
母子手帳にも同様のことが綴られているようだし、定期健診でも母乳をどれだけあげているかが細かく問われる始末。

それらを背景に、産褥期の新米ママたちは赤ちゃんにおっぱいをあげることに必死に取り組むわけだが……。
いざ頻回授乳を経験してみると、初めて知る大変さが多くてびっくり。

妊娠・出産前は、漠然と「赤ちゃんはおっぱいを飲むものだ」ぐらいに思っていたけれど、誰しもが難なくそのような状態にこぎつけるわけではないのだ。
思うように出なかったり、逆に出すぎて乳腺炎になり、その結果、あげられなくなったり……。

ちなみに、前回の記事で「きのこの体験談」を記したが、その際の大出血を境に、キンキンに張っていたおっぱいは急速に覇気を失い、母乳の生産をぴたりと止めてしまった。
「母乳は血液で作られている」という事実を、まさに突きつけられた瞬間だった。

今回は、頻回授乳の時期における “ あるある ” を9つ、リストアップしてみたよ。

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