この連載は、かつて、クリエイターならではの切なさや怒りの感情をマンガで表現し、多くの共感を呼んだ “ クリエイターあるある in 日影工房 ” のスピンオフ企画。日影工房の主要メンバーであり、「仕事の機会を奪われがちな女性をサポートしたい!」という想いから生まれたウーマンクリエイターズカレッジの創設者でもある松本えつを(役名:きのこ)さんが自身の出産体験を元に、ニッポン人女性の視点から妊娠・出産・育児にまつわる「あるある」をお届けします。(いえーる すみかる編集部)
今回は、前回に引き続き、ユッキーの夫が快進撃を繰り広げようとするお話だよ。
前回の引っ越しの記事はこちら「生まれてくる子のためにも引っ越したい! 妊娠中でも可能? 注意すべきポイントは?」から。
妻のユッキーは妊娠中期。いわゆる安定期に入った妊婦だ。
そろそろ夫婦でバースプランについて話し合ったり、産後の生活に向けて準備を進めたりしないとな……と思ったユッキーが、夫に「どう考えてる?」と尋ねたのが前々回のこと。
それに対して夫は「うっかり」なのか「天然」なのか、「なるようになるよ!」「ユッキーの好きなようにしていいんだよ」なんて返事をしたもんだから、さあ大変! ユッキーの導火線に火がついてしまった。
「好きなようにしていいよって言われたいんじゃないの! わたしはあなたの意志を聞きたいの!」と、積もりに積もった不満をぶちまけたユッキー。
それを受けて、自分の「奥さんに依存しちゃう体質」を深く反省した夫は、前回、自ら引っ越しを提案し、実行に移したのだった。
かくして、引っ越しプロジェクトは無事に完了。ユッキーもだいぶ見直してくれた様子。
しかし、それだけで終わらせる夫ではなかった。今回、いよいよ、次の大プロジェクトに乗り出したのだ。