この連載は、かつて、クリエイターならではの切なさや怒りの感情をマンガで表現し、多くの共感を呼んだ “ クリエイターあるある in 日影工房 ” のスピンオフ企画。日影工房の主要メンバーであり、「仕事の機会を奪われがちな女性をサポートしたい!」という想いから生まれたウーマンクリエイターズカレッジの創設者でもある松本えつを(役名:きのこ)さんが自身の出産体験を元に、ニッポン人女性の視点から妊娠・出産・育児にまつわる「あるある」をお届けします。(いえーる すみかる編集部)
タイトルが「子育てあるある」なのにもかかわらず、「あるあるじゃないネタ」が蔓延しているこのコーナー(苦笑)。しかし、このたびめでたく、プロット時点から数名の身内メンバーより「あるある認定」をいただいたよ。わーい!
今回は、パートナーとの話し合いについてのお話だよ。
最近は絵に描いたような「優しいだけが取り柄の男子」が増えてきている……と、もっぱらの噂だよね(噂に責任転嫁)!
一方で、家庭でも社会でも活躍する「しっかり者のキャリアウーマン」の比率も上がってきている。
そんなこんなで、「男性が外で稼ぎ、女性が家庭を守る」という、古き良き昭和時代には当たり前だった夫婦像はどんどん影をひそめて、夫婦同士の役割分担や会話に大きな変化が起きているんだよ。
マンガに登場するユッキー夫妻は、妻がフルタイムでバリバリ働くキャリアウーマン。
夫の職業は公開していないけれど、じつはそんなにハードなお仕事はしていないことになっている(ついでに、現時点での年収は妻の方がはるかに上という設定だ)。
この回では、そんなユッキー夫妻のやり取りにフォーカスしているけれど、収入格差はさておき、似たような状況下にある夫婦が世の中にはけっこういるんじゃないかな? と思って、ユッキーに不満の一部を代弁してもらったよ。